(内容)
「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。だが売上伝票を見返して全身が強張る。本来の注文の11倍もの誤受注をしていたー。躍進中の子役とその祖母、凄惨な運命を作品に刻む画家、姉の逮捕に混乱する主婦、祖母の納骨のため寒村を訪れた青年。人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた5編。
芦沢央作品は本作品で3作目。
今まで読んだ3作同様、タイトルにインパクトがある。
5篇からなる短編集。
気持ち悪く怖かったのは「姉のように」。
なんとなく角田光代の「坂の途中の家」を思い出した。
どの短編にも最後に驚きが隠されているのは読んでてびっくりさせられた。
そして、全ての短編が不気味で怖い。
唯一表題作の最後はいい感じだったが。
短編集もいいが、がっつり長編を読んでみたいと思った。
★★★☆☆