高齢福祉施設

【６月６日（水）】

少し前の話になりますが、5月31日に「健康福祉常任委員会」で「所管事務調査」を阿仁地区の高齢福祉施設を調査してきました。

調査箇所は「養護老人ホーム『もろび苑』」。「特別養護老人ホーム『山水荘』」。「障害者支援施設『かざはり苑』（東京都委託施設）」の３ヵ所。

北秋田市の健康福祉部から阿仁地区における福祉施設の現状について説明を受けた後、現地調査を行いました。

今回注目をして質問したのは『もろび苑』。

調査の数日前の26日（土）に「傷害事件」が発生し、新聞報道等で話題になったばかりでした。

指定管理の「北秋田市社会福祉協議会」からと健康福祉部から事件の経緯の説明を受けました。

現在は職員、入居者に対し事故後のケアを行っているとの事。

幸いに事故を目撃した人は少なかったようです。

加害者は平成20年11月に入居で約3年半施設に在籍。短気なところもあったようですが、特に問題は起こしていなかったそうです。

ただ、精神科の治療を受けた後に施設に入居したとのことなので、「危険予知」や「ヒヤリハット」的なものがなかったか、検証する必要がありそうです。

今後このような事件がないように「マニュアル作成」や「職員教育」、「施設管理」を行って欲しいと思います。


施設全体としては3ヵ所とも、職員の方々が利用者の方のことを考えながら、工夫を凝らしながら運営を行っているようです。

北秋田市の中でも特に「高齢化比率」が高い阿仁地区。

高齢福祉施設のあり方を示す意味でも注目していきたいと思います。