パーキンソン病と闘うロック歌手

［もっと歌いたいぜ－パーキンソン病と闘うロック歌手－］NHK教育テレビ
「福祉ネットワーク」～ 10月15日20:00～20:29 10 月22日13:20～13:49[再放送]

教育テレビの「福祉ネットワーク」再放送に８０年代ジャパニーズ・ハードロック・ムーブメントの頃、一世を風靡した「44マグナム」のボーカル「ポール」こと梅原達也さんがパーキンソン患者として出ていると聞いて再放送を録画していた…1980'その当時は「４４マグナム」に
は殆ど興味がなく「38スペシャル」のほうをよく聞いていた。

ほぼ同世代の彼の症状や辛さは手に取るようによく分かる。出ている症状の種類は全く同じだと言っても過言ではない。１０年経過している私と違って、わずか３年で若年性パーキンソン病が亢進していてボロボロになっても頑張っている。３０分で立っていられなくなるが、１５種類？の薬を服用してステージに立っている！しかも舞台前ではオーバーロードしている。（これは止めた方がいいと思う。オフ時の辛さは想像を絶する）
顕著な緩慢動作、手足の震え、体中を襲う痛みなどの所見からパーキンソン病は間違いない。根本的な治療法はなく、補助薬服用で症状を抑えることしかできない。

番組中の特に「痛み」に関する描写が印象的で自分自身でもあたりまえの光景だが苦しみは一緒なんだと自己確認ができました。

「音楽が出来るうちに音楽をやりつづける！」：賛成である。ステージに立つことで病気への社会的な理解を広げ、少しでも患者の役に立ちたい…今回のテレビ出演でパーキンソン病への理解が深まったと思う。ありがとう、ポール！

「某友の会」に寄付金を持っていく彼が気にした違和感にも同感である。この番組を見て盟友を得たような気になるが、自分が恵まれていることも同時に理解した。