おじさんとおばさんのつぶやき出張所

2002年から「おじさんとおばさんのつぶやき」というHPで書いていた記事をこちらのブログで書いていきます。

階段と廊下に自動点灯のLED電球を取り付ける

2023年12月25日 11時39分22秒 | 家を建てるなら
2023年12月25日


これは10月分です。

階段や廊下の照明を楽に使うための反省を「階段の照明とスイッチの位置」<2011/11/30>で書きました。
それはスイッチの操作の回数を減らすための工夫です。
その後気がついたことがあります。今思えば何で気がつかなかったんだろうというようなことです。

そもそも照明の点灯・消灯のためにスイッチを押すという発想が間違いなのです。
トイレに行くと勝手に照明が点いて出ると消える。このような施設が増えたように思います。
階段や廊下の照明を自動点灯にしておけば良かったのです。
これから家を建てる人やリフォームをする人にはぜひ勧めたいと思います。

残念ながらリフォームの予定もないので、何か方法がないかと探しました。
手軽なところで乾電池式のライトを試しました。
乾電池式なので配線は不要です。ネジで留める程度の作業なので、ほぼどこにでも付けられて手軽です。

階段の上部に取り付けて使ってみると、取りあえずの目的は果たしました。近づくだけで点灯します。元々の照明は使わずに済みます。
でもいくつか不満があります。階段を上り下りするには問題ないですが、少し暗いのです。
それで階段の下部にも取り付けました。

次の不満は不要なときにも点灯することです。昼間の明るいときには点灯しないけど、少しでも暗くなると点きます。
昼行灯のような状態で点灯します。これまでにもいくつか試していますが、どれも同じでした。
点灯する明るさを調整できたら良いのにと思います。

最も不満なのが電池の消耗です。結構早くなくなるように感じます。あまり暗くなくても点灯するのが大きな原因でしょう。ある程度消耗すると点かなくなるのならその時点で交換しますが徐々に暗くなります。単三乾電池を3本使うので電池代もバカになりません。交換するかしないかを決めるのもストレスです。

それでもっと良い物がないか探していて見つけました。レセップコンセントです。昔の家ではよく見かけました。トイレの天井などに裸電球が付けられていたように思います。
それにひとセンサタイプのLED電球を付けるのです。



LED電球は少し高いですが、レセップコンセントは700円くらいです。レセップというのもありますが、こちらは配線が必要なので資格のある人でないと工事できません。コード付きのレセップコンセントは壁のコンセントにプラグを差して使うので誰でも取り付けることができます。ただしコードが見えてしまいます。でも天井だと全く気になりません。

大正解でした。明るさも充分以上です。点灯時間も長めで快適です。こちらも少し明るい状態でも点灯しますが、電池消耗の心配が無いので問題ありません。電気代も微々たるものだと思います。

明るさも充分以上だと書きましたが、天井に取り付けているので、階段の下部にいくとやはり少し暗いです。そこで階段の下の部屋にはコンセントに差すだけのライトを付けました。これも自動点灯です。値段も1000円くらいでコンセントさえあれば簡単に取り付けられ、コードがないのですっきりしています。



これで階段の照明は解決しました。
とても快適になったので、階段に続きの廊下にも同じレセップコンセントとLED電球を付けました。
今では元からあった階段の照明は全く使わなくなりました。
不便だと感じている人はぜひお試し下さい。


おじさんからの動画のお知らせ
コンビニの店頭でよく見かける一文字ずつ大きく表示するポップの作成方法です。


結合部分の高解像度表示

「おじさんとおばさんのつぶやき」
「つぶやき」の目次
「家を建てるなら」の目次

浴室に風呂の残り湯利用のための仕組みを作る方法

2022年12月30日 09時36分59秒 | 家を建てるなら
2022年12月30日


これは11月分のつぶやきです。

前回の「風呂の設計は残り湯の利用も考えるべきだった」で書いた、残り湯をくみ上げるホースが廊下を横切る問題を解決する方法があります。横切る問題の解決だけでなく、もっと便利になる方法です。

施工前に設計士の家を見せてもらったことがあります。その時に浴槽と洗濯機をパイプでつないでいるので簡単に残り湯を使うことができると教えてもらいました。それは便利だろうなとは思いましたが、廊下を挟む場合はパイプが床下になります。それが気になりました。

インターネットで検索すると設計士の話と同じように、浴室と洗濯機を結ぶ工法の図が載っています。やはり専用配管でつないでいて、リフォームなどの時にご検討くださいと書かれています。

おじさんが気になったのは、パイプの中の水を完全に吸い取れるのだろうかです。吸い取れなければ常にパイプの中に水がたまった状態が続きます。風呂の残り湯です。ゴミや汚れなども混ざった水が配管にたまっていればパイプ詰まりの原因にもなるでしょう。排水ならともかく、洗濯する水なので、それはイヤだなと思ったのです。

ホースを使っている現状では、ホースが廊下を横切るだけでなく、浴室の扉も少し開けておく必要があります。冬場は浴室の窓を閉めていても浴室の方が寒いので冷気が入ります。

それとは別に毎回ホースをセットする手間が必要です。また終わったらホースの中の水を出してから片付けなければなりません。おばさんはそれほど苦ではないと言いますが、おじさんはもっと便利になればと思います。

それで一つの方法を思いつきました。ただし簡単な工事ではないだろうから新築時かリフォーム時に行うことになります。できればメーカーがオプションで設置できるようにしてくれると良いようなことです。



図のような仕組みで壁に短いパイプを通すのです。浴室側の接続Aは洗濯機の取水ホース取り付け口と同じ形状です。市販の取水ホースの洗濯機側をここに差し込み、もう片方を浴槽に入れます。これは洗濯機と浴槽をつなぐのと同じことです。

洗濯機の接続Aと接続Bをつなぐには専用のホースが必要なので、これは新たに製造してもらう必要があります。接続Aは今の市販のホースと同じ形状で、接続Bを新たな形状で設計します。



接続Aのホースは、きちんと差し込むと爪が引っかかってそのままでは抜けないようになっています。レバーを押さえると爪が外れて、引き抜くことができます。接続Bは頻繁に外す必要はないので、接続Aほど簡単でなくて良いので、壁のパイプの中を掃除しやすい形状にします。

パイプは浴室側が少し低くなるような傾斜をつけます。こうしておけばくみ終わった後に洗濯機側のホースを持ち上げるだけで中の水を抜くことができます。パイプの掃除の時も浴室側に水を落とせます。

浴室側の接続Aは毎回外しても良いし、接続したままでホースを丸めて吊すなどすれば邪魔にはならないと思います。掃除用のスポンジなども同じ場所に吊せば見た目も気にならないでしょう。

前回のようにホースが廊下を横切る場合は、図のパイプは浴室の床下を通す必要があります。壁の接続Bも廊下の床下になります。できるだけパイプを短くして、中の掃除がしやすいようにします。

これで洗濯機と浴室の位置に関係なく、すっきりと残り湯をくみ上げられるようになると思うのですが、メーカーさん、この案はどうでしょうか。それとももうあるのかな。


「おじさんとおばさんのつぶやき」
「つぶやき」の目次
「家を建てるなら」の目次

風呂の設計は残り湯を利用するための方法も考えるべきだった

2022年12月29日 16時15分50秒 | 家を建てるなら
2022年12月29日


これは10月分のつぶやきです。

LL教室というのを知っていますか。おじさんが最初に勤めた学校にありました。昭和50年代に流行ったようです。が、英語の学習用に作られたと聞きました。

教室の床は、確かPタイルだったと思いますが、30センチ四方の板が張られていました。LL教室ではそのPタイルが何枚かずつ繋がった状態で外せるようになっていて、その下は溝になっていました。教師用の机と個々の生徒用の机の機器との配線のための溝です。

しかしその溝にコード類が配線されたところを見たことがありません。というより英語の学習用として使われているところを見たこともないし使われるということを聞いたこともありません。

流行ったと言ってもどれだけの学校に作られたのかは知りません。おじさんの勤めていたのが試験的なものだったかもしれませんが、県外でも「LL教室があったけど全然使われなかった」ということを聞きました。

学校には使われなかった設備や備品がたくさんあったように思います。それも結構金額の張る物です。無駄遣いはアベノマスクに始まったことではないのですね。

それでもパソコンが普及してからはパソコン教室の床が同じような構造になっていて、こちらはきちんと使われていました。職場などでも床下を配線のために利用しているところも多いのではないでしょうか。

話は変わりますが、前に住んでいたアパートは、浴室の手前に洗面台と洗濯機置き場があり、それらがひとつの部屋になっていました。だから浴槽と洗濯機を結ぶホースが気になることはなかったのです。

今は浴室と洗濯機が廊下を挟んでいるので、ホースが廊下を横切ります。お湯を吸い上げる時だけなのでそれほど気にはならないのですが、もっとすっきりできないかとはいつも思います。



それで思いついたのが先のLL教室です。ホースが横切る部分をLL教室のように溝にして床板を取り外せるようにします。溝の幅は根太の間隔が30センチとすれば25センチくらい、長さは廊下の幅です。床板を外してそこにホースを通して、床板を戻します。

大変そうに思えますが、床下収納庫の蓋を開けるように簡単に開けられるようにします。浴室に差し込む方のホースの先端も一緒に床下に収納しておき、使うときだけ取り出します。ただし溝にも排水の機能が必要でしょう。それと床下の根太の方向などを考えないといけないかもしれませんが無理なことでないと思います。

住んでみて初めて気がつくことは多くあります。ホースが廊下を横切ると見た目に良くないことも住みだしてから気がついたことです。前に住んでいたアパートのように、浴室、洗面所、洗濯機置き場で独立独立していて通路にはしないか、浴室と洗濯機が並んでいれば起こらない問題ですね。


「おじさんとおばさんのつぶやき」
「つぶやき」の目次
「家を建てるなら」の目次

階段途中の窓は取り付ける高さによって手の届かない部分ができる

2017年12月30日 09時08分14秒 | 家を建てるなら
2017年12月31日


前回の「階段の窓を斜めに付けるというおかしな発想」をもう一度考えていました。上の図のようにサッシを斜めに取り付けるのは却下で仕方ないですね。

下の図のように階段状に付けるのは掃除が大変だとおばさんに言われました。サッシ代や工事費のことは考えたのですが、住みだしてからの手入れのことには気がついていなかったですね。

夜に階段全体の照明を点けてなくても階段の一段一段がわかるのは効果があると思います。LEDの小さなライトを常夜灯にするのです。これはもう少し考えてもいいと思います。

斜めの階段は却下されたので、ごく普通の窓にしました。部屋に付けたのと同じ引き違い窓です。幅も高さもほぼ同じ大きさです。明るさも十分だし開放感もあります。

でも問題があります。階段の上部側の窓の端に立つと問題ないのですが、反対側に立つと窓の上部に手が届きません。背の低い子どもなら中央のロックにも届かないでしょう。



階段以外の場所でも天井近くの高い位置には手が届きません。そんなときには踏み台や脚立を使いますね。しかし階段には踏み台も脚立も置けません。

階段一段に置ける奥行きの狭い踏み台を使うのはとても危なっかしいです。二段にまたがって置けるような段違いになった踏み台ならもう少し安定するでしょうか。それでも踏み台自体が滑って段を外れることも考えられます。やはり階段に踏み台を置くのは危険ですね。

「階段を安全に」<2010年9月30日>で書いたように階段は途中でUターンしています。踊り場には段がないのでそこに付けていれば今の問題は起こりません。

でもそれだと階段の下の方が暗くなります。そうならないように階段の途中に付けたことと窓の幅と高さが1メートルくらいあることから起きた問題です。
これを解決するためには小さめの窓を階段途中に2つとかそれ以上付けることになります。当然その窓は段違いに付けなければなりません。
こうして考えると階段を斜めに付けるという発想にも意味があると思うのですが・・・。

「おじさんとおばさんのつぶやき」
「つぶやき」の目次
「家を建てるなら」の目次

階段の窓を斜めに付けるというおかしな発想

2017年12月28日 11時04分36秒 | 家を建てるなら
2017年12月28日

家を建てようと思ってからは散歩をしていても家のことが気になり、周囲の家を観察しました。まずはやはり外形です。そして窓でしょうか。

窓のことをよく知らない頃は窓の数が多いか少ないか程度だったと思います。少し分かってきたら窓のタイプですね。ルーバー窓は外からでも分かります。突き出し窓かすべり出し窓かの区別はできませんが引き違い窓でないことはわかります。そのように見比べながら窓のことも考えました。

設計はまず間取りから始めました。間取りが決まってから窓です。部屋の窓は引き違い窓と決めていたし、どの面に付けるかも間取りの条件になっていました。宅配窓も同じです。

台所の明かり取りもすんなり決まりました。最後まで考えたのが階段の窓です。階段の窓の大きな目的が明かり取りだとすると、とても良い案が浮かんだのです。

窓を階段の角度に合わせて斜めに付けるのです。その時点では付ける位置や窓の大きさまでは決めていなかったけども、人が侵入できないくらいの細長い窓を膝より下の位置に付けることになったでしょう。



こうすると足下は明るくなります。ついでに照明も同じように付ければ夜でも足下は安心です。階段と同じ角度なので見た目にも自然だと思いました。

ところが設計士に話すと即座に却下されました。中から見ると階段に沿っているので自然に見えても、外からだと奇抜に見えるだろうとは思いました。けれどもそれも面白いと思ったのですが。

それで階段を斜めに付けるという案は消えてしまいました。でもこれを書いていてまた案が浮かびました。外から見たときに階段の窓だけが斜めになっているのが問題なら外側と内側の形状を変えれば良いのです。

普通の四角い窓を付けます。外側は普通の工事です。内側に工夫をします。考え方としては窓の部分にも内側の壁を付けて、その壁を斜めに細長く切り取り取って上の図のようにするのです。こうすると外見の問題は解決します。

もう一つ案があります。小さな窓を複数付けます。階段に合わせて取りつける高さを変えるのです。これなら窓を斜めにするより違和感がないと思うし、実際にもありそうに思います。



ただし、窓の数が増えるとその分手間がかかるし、手間がかかると工事費も上がるでしょう。そこまでして斜めにこだわる必要があるかと言われそうです。

でも、一段ずつに明かりがあれば段がよく分かっていいようにも思います。こんなおじさんの発想はやはり変なのでしょうか。

「おじさんとおばさんのつぶやき」
「つぶやき」の目次
「家を建てるなら」の目次