おじさんとおばさんのつぶやき出張所

2002年から「おじさんとおばさんのつぶやき」というHPで書いていた記事をこちらのブログで書いていきます。

「宅配窓」はコロナ対策にも有効

2022年04月30日 10時41分51秒 | つぶやき
2022年4月30日

我が家には変な仕掛け(工夫)がいくつかあります。その一つが「宅配窓」です。その内容については「家を建てるなら」シリーズの4番目で書いています。「宅配窓」<2009年9月30日>

次の写真の窓です。一部だけなのでわかりにくいかもしれませんが、幅20センチくらいの細長い窓です。窓枠の高さの半分を上げ下げして開閉するものです。幅を狭くしたのは構造上の問題で広い窓が付けられなかったことが一つの理由ですが、一番は防犯上の面からです。



設計段階では、もう少し広い窓にして防犯対策の仕組みを付ければ良いと思っていました。でも実際に使ってみると、今の大きさで十分なことが分かりました。ほとんどの品物がこの窓で受け取れるのです。

チャイムが鳴るとモニターで相手を確認して返事をします。そして宅配窓に行って、今度は直接確認します。ここが大事です。宅配窓がないと、前回の記事に書いたようにドアを開けて受け取ることになります。下履きに履き替えて、ドアを開けて、サインをして、荷物を受け取る。

この間の視線は、ドアのロック、ドアノブ、伝票、荷物、このあたりだけだったように思います。配達員の顔も見ていたとは思いますが、しっかり見ていたという記憶はありません。でも今はしっかり見ています。

その理由ですが、まず窓を開ける前に顔が見えます。次に伝票を受け取るときに、伝票越しに顔が見えます。「宅配窓」の受け渡し部分が相手の顔ぐらいの高さになるからです。床の高さ分、こちらが高い位置にいるので視線を上げなくても自然と顔が見えるのです。

宅配窓から入らない荷物の時は玄関前に置いてもらって、車が出てから取り込むことも考えていました。でも窓から覗いた時点で馴染みの配達員だということが分かれば、安心してドアを開けられます。普段から顔を見て受け渡しをしているので、いつもの人かどうかが分かるようになったのです。

ここまでは前回に書いたことで、実際に使い続けてさらに良さが分かった点です。それ以外に設計段階では思っても見なかったメリットもあることが分かりました。

チャイムが鳴って宅配便だと分かると「宅配窓」に向かいます。家の中ではマスクはしていないので、ついついそのまま出てしまいます。でも窓越しの対応なので、意識しなくてもお互いの距離は離れています。それだけでも安心感はあります。

また伝票と荷物の受け渡しのときに仕切られていないのは「宅配窓」を開けた小さな空間だけです。それ以外は壁で完全に仕切られています。それでも配達員の方にとっては、相手がマスクをしていないのはイヤだと思うでしょう。だから窓を開けたら相手に息がかからない角度を向くことと、できるだけ距離を取ることを心がけます。

これを書きながらもっと相手のことを考えなければと思ったので、口元を覆うことも考えてみます。もちろん口元を覆った手では伝票に触れず、反対側の手で受け渡しと押印をする必要はあります。

伝票も荷物も、直接の手渡しでなくベルトコンベアのような仕組みにすれば完璧でしょうね。



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「取り調べ&留置場宿泊無料体験」に問い合わせ殺到

2022年04月01日 18時49分33秒 | つぶやき
2022年4月1日


2018年に建て替えが始まった高知警察署建築現場から足場が撤去され、外観が現れている。新年度からの開署かと思った人も多かったようだが、4月1日時点ではコーンバーで仕切られて、玄関にも近寄れない状態である。

その高知署では新築記念イベントとして開署前にある体験会が計画されている。まだ公表はされていないが、どこかから聞きつけた人達の間で噂が広がっているようだ。高知署によると3月中頃から問い合わせの電話がかかり始め、昨日はとうとう50件を超えたとのことだ。



そのイベントについて取材をすると、被疑者となって実際の刑事から取り調べを受けるというものである。刑事ドラマなどで出てくる、あの取り調べである。

単なる取り調べについての紹介ではなく、具体的な事件を想定し、本格的な取り調べを行う計画だと言うことだ。取り調べの時間も数時間を計画し、昼食にはカツ丼の提供が予定されているという。

この体験は取り調べだけではなく留置場での宿泊もセットになっていて、一泊二日での参加となる。

募集要項は開催日の1週間前に新聞紙上に掲載となっている。インターネットその他での情報発信は行われない。SNS等のインターネット上の不確かな情報を鵜呑みにして誹謗中傷に繋がるなどの問題への警鐘の目的も含めての方法だとのことだ。

<4月1日、少し謎めいた記事をお届けした。日刊エイプリル>


今朝、警察署の前を通っていて思いついたことですが、真面目に考えてもいいように思えてきました。

行き過ぎた取り調べでの冤罪を防ぐための取り調べの可視化が言われています。自分には取り調べなど無縁だと思うかもしれませんが、都会に住む友人は「いつ痴漢の容疑者にされるか分からない」そのために「電車に乗るときは両腕でつり革を持っている」と言っていました。もし満員電車で腕を上に上げる動作で痴漢と間違われたらと思うと本当に怖いですね。

逆に裁判員に選ばれて取り調べの内容を元に判断をしなければいけないことも考えられます。

そのようなことも含めて取り調べとはどのようなものか、可視化への取り組みは、などについて考えることが必要と思いました。

先の体験イベントでは、弁護士が刑事役になって取り調べを行い、刑事は離れた席か別室で様子を見る。弁護士は、わざと行き過ぎや人権を無視したような取り調べも行う。刑事は「そのような取り調べはしない」等の反論は、そのときはしない。

取り調べ後に被疑者・弁護士・同席の刑事の3者で取り調べの行われ方について協議をし、それら全ての内容を誰でも閲覧できるように公開する。

このような取り組みが、録音・録画だけではない可視化に繋がるのではないかと思いましたが、どうでしょうか。



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