おじさんとおばさんのつぶやき出張所

2002年から「おじさんとおばさんのつぶやき」というHPで書いていた記事をこちらのブログで書いていきます。

徳島ヴォルティス 最終節 J1残留へのシミュレーション

2021年11月30日 17時09分37秒 | つぶやき
2021年11月30日


これは9月分のつぶやきで、前回「徳島ヴォルティス J1残留を目指して、いよいよ終盤へ」<2019年11月28日>の続きです。

いよいよ残り2試合。残留をかけて17位の湘南との直接対決です。湘南は引き分け以上で残留が決定。清水が浦和に勝つとその時点で徳島の降格が決まります。湘南は2年前のJ1参入プレーオフで引き分けてJ1昇格を阻まれた因縁の相手です「J1参入プレーオフのアドバンテージに納得と疑問」<2019年12月30日>

午後2時キックオフ。試合を楽しむと言うより、祈るような気持ちで見ていました。徳島は惜しいシーンもあり、また危ないシーンもありながら前半を終了。引き分けなら最終節で勝利を掴んでも湘南を上回ることはできない、清水の負けを祈るしか残留の道は無くなる。

半ば諦めの気持ちになっていた後半24分、コーナーキックのチャンスを得ます。キッカーはキャプテンの岩尾。左コーナーにボールをセットし、蹴り込みます。ボールはゴールから遠ざかるようにペナルティーエリアの外に向かって飛んでいきます。そこはほぼ空白地帯で、後方で待ち構えていたミッドフィルダー宮代が駆け込んでダイレクトに蹴り込みます。

宮代のシュートはゴールの枠を捉えながらもキーパーに跳ね返されます。しかし跳ね返ってくると信じていたというサイドバックの岸本が、湘南の選手に後ろからシャツを引っ張られて倒れながらも蹴り込んでゴールを決めました。

その後も危ないシーンがありながらも守りきって1対0で勝利しました。これで清水が負けていれば徳島は16位に浮上。しかし清水がアディショナルタイムでゴールを決め、1対0で勝利したので徳島の順位は変わりません。

現時点での順位は次の表のように清水が15位、湘南が16位、徳島17位で、12月4日(土)の第38節最終戦となります。最終節で徳島が残留を決めるためには他力本願しかありませんが、そのパターンをシミュレーションしてみます。残留のためには湘南か清水より上位にならないといけません。まず清水で考えましょう。



清水との勝ち点差は3点なので徳島は勝って勝ち点3を取らないといけません。その上で清水は勝ち点を取らない。つまり負けてもらわないといけないのです。そうすると勝ち点はどちらも39点で並びます。



勝ち点が同じ場合は得失点の大きい方が上位になります。得失点は清水が -18 で、徳島は -19 と1点差で清水が上回っています。しかし清水が負けると最低でも1点は減るので -19 になりますね。逆に徳島が勝つと最低でも1点増えるので、-18 になります。徳島が勝って清水が負けたときだけ徳島が上位になります。

湘南とはどちらも勝ち点36で同点です。得失点は湘南が14点上回っているので、湘南が上位です。この場合は色々なパターンが考えられます。

まず徳島が勝って湘南が引分けか負けの場合です。徳島は勝ち点が39になり、湘南は引分けで37、負けると36のままなので徳島が上位になり残留決定です。




次に徳島が引き分けた場合です。徳島の勝ち点は1点追加で37点になります。ここで湘南が負けると勝ち点は36のままで徳島が上位になります。しかし湘南が引き分けると勝ち点は37で並び、どちらも得失点は変わらないので湘南が上位のままです。



それでは両方が勝った場合は徳島の残留はないのでしょうか。勝ち点は39で並びます。どちらもが1点差で勝つと得失点も徳島 -18,湘南 -4となりその差は変わらないので湘南が上位です。

しかし湘南が1点差で徳島が15点差で勝ったら徳島が上位になります。
順位はまず勝ち点で決まります。勝ち点が同点なら得失点差で判断です。それも同点の場合はシーズン中の得点の合計で決まるのです。そのため同じ点差でも何対何で勝つ、あるいは負けるかで順位が変わるのです。



両方のチームが負けた場合も同じように考えることができます。



両方が勝った場合と負けた場合の例ですが、今回は得失点差がかなりあるので現実的では無いですが、得失点差が数点なら考える必要があると思います。

このように色々なパターンを考えてみるのも楽しいものです。ワールドカップのアジア最終予選もこのように楽しんではどうでしょうか。

それよりも、今度の試合で徳島が広島に勝利し、他力本願ですが、清水か湘南が負けるか、湘南が引き分け以下で徳島の残留が決まります。

まずは広島に勝って他のチームの結果を待つことにしましょう。



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徳島ヴォルティス J1残留を目指して、いよいよ終盤へ

2021年11月28日 20時16分02秒 | つぶやき
2021年11月28日
これは8月分のつぶやきです。


前にも書きましたがおじさんたちは徳島ヴォルティスを応援しています。一昨年はJ2からの昇格プレーオフで惜しくも引き分け、昇格を逃しました。しかし、昨季はJ1昇格とJ2リーグでの優勝を果たしました。

7年前に続いて2度目のJ1昇格です。しかし4年間徳島を率いてきたロドリゲス監督は浦和に移籍。新たにスペインからポヤトス監督が就任しました。しかしポヤトス監督はコロナウィルスの関係で入国できず、初戦からの9試合は甲本ヘッドコーチが指揮を執りました。

J1は18チームで構成され、ホームとアウェイ2試合を17チームと対戦するリーグ戦を行います。そして下位2チームがJ2へ自動降格。下位から3番目のチームがJ2のプレーオフを勝ち抜いたチームと対戦して降格か残留かを決めていましたが、昨季はコロナの関係で降格なし。その結果今季はJ2からの昇格組の徳島と福岡を加えた20チームで38試合ずつのリーグ戦になっています。

そこで厳しいのは今季の降格チーム数です。来季はまた18チームに戻るため、4チームが降格となります。徳島は7年前にJ1に昇格したことがありますが、34試合で3勝しかできずに最下位での降格でした。

今季の目標は何としても残留です。どのチームが降格になるかを予想する記事が2月21日の朝日デジタルにありました。

サッカーを取材する記者16人が、降格の可能性が高いクラブを予想。1人につき4クラブを挙げるというものです。その結果全20クラブのうち12クラブの名前が降格予想に顔を出すという混戦模様となったとあります、得票数が多いほど降格の可能性が高いと予想されるということですね。次は得票数の少ない順に紹介されている最後のチームについての記述です。

「最多の14票は昨季J2優勝の徳島。新指揮官のポヤトス監督がコロナ禍でいまだ来日できていない。『チームを昇格に導いた監督が退団、新監督が合流できていない。戦力的にも厳しい』(勝見)。『過去を振り返っても、昇格2クラブのうち一つは落ちるだろう。福岡と比較してマイナス要素が多いのは徳島』(吉田)との声が上がった。」という記述です。

いよいよリーグ戦開幕。初戦の大分とは引き分けで勝ち点1を得て8位からのスタートです。次節の神戸とも引き分け。その後の川崎、福岡、横浜FMには破れて3連敗。しかしその後の横浜FC、清水、仙台には勝利して3連勝で勝ち点9を得て、勝ち点合計は11で9位になりました。

第10節からはポヤトス監督が指揮を執りましたが、思うように勝利を掴むことができません。9節から5連敗です。そこからの10試合は3勝4敗3分けとまずまずかと思ったら、24節から6連敗です。

第26節終了時に17位で降格圏内に落ちてから、30、31節に2連勝してまた16位に浮上。残り7試合となりました。

第32節は最下位の横浜FCとの大事な試合。先制されながらも3対3にまで追いつきながら2失点。3対5で負け。次節の18位大分戦は負ければ順位が入れ替わる直接対決。勝ち点3を取って引き離したいと大事な試合で引き分け。17位の湘南が勝ったので逆転されて17位に。

残り3試合となった時点で、下位6チームのどこも降格の可能性があり、特に降格圏内の17位と20位の勝ち点差がわずか3点という大混戦。一試合で大きく順位が入れ替わる状態です。



第36節は東京FCとの対戦。前半に先制点を取りながらサイドバックのジエゴがペナルティーエリア内で足を高く上げてペナルティーキックを与えてしまいます。また振り出しかと諦めかけていたけども、キーパーの上福元がコースを読んでしっかり掴み失点を免れました。後半には追加点を入れて2対0で勝利。

17位の大分は引き分けで勝ち点1を追加、19位の仙台と横浜FCは破れて勝ち点は変わらず。その結果、下位3チームは連勝しても16位の清水には届かないので降格が確定。徳島はかろうじて残留への可能性を残しました。



第37節は15位の湘南との対戦です。勝ち点の差は3点ですが、得失点差が16点なので普通に勝っても順位の入れ替えにはなりません。それでもこの試合に勝つと最終節で逆転の可能性があります。

この試合の結果と徳島が残留するためのシミュレートは次回にします。



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