おじさんとおばさんのつぶやき出張所

2002年から「おじさんとおばさんのつぶやき」というHPで書いていた記事をこちらのブログで書いていきます。

工事の変更時には必ず見積もりを取って、きちんと確認することが必要

2017年05月31日 19時23分20秒 | 家を建てるなら
2017年5月31日


前回の「新築なのに自分で火災警報器を取り付けた理由」<2017年4月30日>で、火災警報器の見積もりが間違っていたことを書きました。設計図では2箇所に設置となっていて、実際にも2箇所にしか設置されていないのに、6箇所で見積もられていて4個分を余計に支払わされていたのでした。

見積もりに関してはこれだけではありません。大きいものから小さいものまで色々ありました。最初は入札時の見積もりです。

業者の選定の前に各社の見積もりを設計士がチェックをしました。いくつかミスがありました。一例を出すとサッシの数が設計図より少なくて10万円ほど安くなっていました。設計士が業者に指摘をして、再提出された見積書で選定しました。

業者を決定してからも設計の変更や取り付ける器具の変更などをしました。また工事が始まってからも細かな変更や追加の工事などを依頼したので、見積もり時の金額とは違ってきます。

工事の変更での費用の差額については間違いや疑問に思うことがいくつもありました。前回の火災警報器は工務店のミスだということがはっきりしていますが、よく考えないと疑問にも思わないような例を2つ紹介します。

玄関のインターホンをテレビドアホンに変更した場合、元のインターホンの費用が減額され、新たなテレビドアホンの費用が追加されます。どちらも値引きされた金額ですが、テレビドアホンの値引率が低かったのです。機種によって値引率に違いがあることはわかりますが、それでは説明が付かないくらいの差があったように記憶しています。

今度は引き戸の追加です。壁と1枚だけの引き戸の部屋を、壁なしの2枚引き戸に変更しました。そのため引き戸1枚分の費用が追加になりました。引き戸の作成費用と塗装費用の追加です。しかし作らなくなった壁の減額はありません。

これ以外にも水道工事や電気工事の追加など色々なことを頼みました。いくつかについては見積もりをもらわないこともあり、請求を見て予想以上に高くて後悔したこともあります。逆に追加の費用が請求されていないこともありました。

他によくありそうなミスとしては、消費税が考えられます。本体価格だけを減額して、追加では本体価格と消費税が請求されることです。



照明器具を変更したとします。表では本体価格の10,000円しか減額されていませんが、消費税分を含めた10,800円減額されないといけないので、合計は18,360円です。照明器具と消費税だけの記載ならすぐわかると思いますが、他のものと合算した上で消費税を記載されると見落としてしまいます。

これは日常の買い物でも起こることです。商売をしている人でも消費税をきちんと計算できないことがあるようですので、自分で計算しないといけませんね。

家の工事では現場監督や大工さんとの人間関係も大事だと思います。細かい指摘ばかりして気まずくなるのは得策でないかもしれません。でも追加費用の一つ一つの額はそれほどではなくても、回数が多くなると結構な額になります。

見積もりをきちんと取って、間違いや疑問点がないかを確認することは必要だと思います。


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弁当やビールを持って花見に行っても共謀罪の操作対象になるのでは?

2017年05月15日 19時08分18秒 | つぶやき
2017年5月15日


五月も半ば、ツツジがきれいですね。今年は4月の始めに花見に行きました。中心街の近くにある川沿いの桜並木です。おばさんの作った弁当とワイングラスも持って、気持ちの良い青空の下を50分ほど歩きました。

目的地についてベンチに陣取り、弁当をひろげて皿に取り分け、ワインを注いで「乾杯」。満開にはまだ早かったけど、桜を眺めながらの一杯は最高です。



左隣のベンチでも女性が弁当をひろげています。右隣は家族連れで、父親が弁当を買いに行ったようです。その頃に空模様が怪しくなりました。元々昼頃に雨の予報は出ていました。

家族連れの父親が帰ってきた頃にポツッポツッと落ちてきました。家族連れは弁当を出さずに移動しました。左隣は弁当を片付けています。おじさん達は様子を見ながら皿に取り分けた料理を食べていました。

しかし雨粒の量が多くなってきたので、慌てて撤収です。ワインをこぼさないように気をつけながら近くの公共施設の玄関先に逃げ込みました。

雨はだんだん強くなり、風も吹いてきて気温も下がってきたので、ロビーに移動して様子を見ましたが止みそうにありません。他にも同じような人がいて、受付の女性に確認してから弁当を食べ始めました。

おじさん達も諦めて、桜ではなく降る雨を眺めながら花見の再開です。ワインが空になる頃には雨も上がって日が差してきたので、寄り道をしながら歩いて帰りました。

ところで、「共謀罪」の成立に必要な「準備行為」の判断基準について、金田勝年法相は4月28日の衆院法務委員会で

「花見であればビールや弁当を持っているのに対し、下見であれば地図や双眼鏡、メモ帳などを持っているという外形的事情がありうる」と説明しています。

おじさん達は弁当とワインを持って行きました。ビールは近くのコンビニで買いました。地図も双眼鏡もメモ帳も持っていません。一般人は操作対象にならないと言っていますが、その線引きには不安があります。でももし一般人ではないとしても今回は花見だから「準備行為」にはならないですよね。

おじさんが操作する立場なら、花見は偽装だろうと疑います。紙の地図でなくてもスマホがあればグーグルマップがあります。メモもスマホでできます。グーグルドキュメントに書き込めば、入力の内容を離れた場所からリアルタイムで見ることもできます。

高解像度で写真を撮れば、双眼鏡代わりに使うこともできるでしょう。さらに専用のアプリを使えばおおよその距離や高さも測ることができるのです。

ということは、スマホを持っていればそれだけで犯罪を犯すための下見の条件が整っているのではないでしょうか。

先の花見でもスマホは持っていましたし、写真も撮りました。雨の予報の時間に花見に行って公共施設に逃げ込んだのはその施設の下見が目的だった。飲みながらゆっくり食べていたのは建物だけでなく人の動きなども調べるためだった。

こんなでっち上げの理由で「共謀罪」に問われるかも・・・。

テロを防ぐための対策は必要です。でもそのために「共謀罪」の新設が必要という政府の主張は疑問視されています。その点についても全く納得できないし、一般人が操作の対象になるかもしれないという不安は全く解消されていません。

一定の時間審議したから強行採決ではなく、国民が十分納得し、安心できる審議を尽くしてほしいものです。


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