ヨモギ子供だった頃

私がヨモギ子供の頃、母は近くの土手からヨモギを摘んできて茹でて餅米か団子の粉を蒸してすり鉢で一生懸命すって、そう、大豆も砂糖をいっぱい入れてあんこを作っていたなあ。大きな手のひらによもぎ餅を平べったく載せてあんこの入れ伸ばし広げ両手でパンパン。一つ出来上がる毎に待ちきれなく私達兄弟姉妹は手を伸ばしパクッと口に運ぶ。ヨモギの香りがプーン。私達が喜ぶ顔を見ながら母は、何個も何個も作ってくれた。
甘いおやつに飢えていた時代だ。
だが、私達は何時の日かヨモギ子供を卒業した。ヒロタのシュークリーム、イチゴケーキ等知ったから。ちょっぴり母は淋しかったかも知れない。
この前、テレビ番組で季節のヨモギ団子をつくりましょうとレシピを紹介していた。ああ、懐かしい。お母ちゃん、よもぎ餅を作ってと言っても母はいない。こうなったら自分で作ろうと友達を誘って昨日、ヨモギ摘みに行ったのだ。
上新粉、白玉粉、あずきは缶詰で間に合わそう。母の時代と違い簡単に出来るんだ。でも、私には大変。レシピを見ながら上新粉○○グラム、白玉粉はと孤軍奮闘。何とか出来た。やった！味もまあまあ、気が付くといっぱい、作りすぎ。一緒に淀川まで行った友達も作りすぎたと言っていた。
義姉の家に持って行ったがありがた迷惑のようだった。あーしんど。
大リーグ、大家５０勝！。他の日本選手とは違い、専属通訳やトレーナーは付かず、自分一人でマイナーからはい上がってきた右腕！偉い！
「１年たりとも同じ投球をしていない」凄い！３１才。