円天商法なるもの新聞、テレビで賑わしている。
100万円を預けると136万円になり、又、円天で100万円の商品を買うことが出来る。凄く良い話しよね。でもそんな甘い話がある?
あるか?と思っても乗ってしまうのね。
私の話だけれど・・・
もう、30年以上前、お水の世界に入って間なしの頃、お客さまから100万円預ければ、直ぐに倍、いや3倍になる方法があるんだ、乗らないかと言われた。
お水の世界に入って教えられたことは、見栄を張れ、高い洋服を着てバシッと、無くても有るような顔をしろ、この仕事は虚飾の世界だ!
当時、昭和40年代100万円なんてあるわけない。(今もだけれど)借金100万円あってお水の世界に入ったんじゃないか、稼いで借金返したら、こんな世界すぐにやめたると思っていたんだ。
でも、見栄張って私がお客さまに言った言葉・・・「へえ、100万円が200万円になるの、良いお話しね、少し考えさせて・・」
「そうそう、考えて返事してくれ」
そのお客さまは、いかがわしいお客さまではない、上場企業から子会社に行かれて社長になっておられるの人なのだ。間違いないお客さまだ。それに、倍になれば借金が返る。
「お母ちゃん、100万円作って、お客さまに、コウコウカクカクシカジカ・・言われたんや」
母はしばし考え、ちょっと待ちと上本町6にある、占い師、八卦見の所へ行った。
若い頃に主人(私の父)を亡くした母は相談する人なく、占いに凝りだした。凝ると言っても毎日、拝んだり頼んだりするのではない、何か1人で解決できないときだけ行っているようだった。
長く細い竹の箸のようなものを何十本と持ち2つに又あるときは5つ等に分け又集め目の前に持ってきてグルグル回したり、「ウッ」と唸ったり迫力のある占いだった。
その結果・・・