リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

雨ですね

2009-11-11 22:55:11 | Weblog

「無念」と言う言葉があります。以前にも?書いたかも知れませんが、20年くらい前に52才で亡くなられたお客様の葬儀で葬儀委員長の支店長が「まだまだやりたいことがあったであろうに無念であります」と述べられた言葉です。これから重役になるべく仕事に励み子供さんの結婚を楽しみにしておられた、そのお客様の死は無念であり、その言葉がリリオーの心から離れませんでした。又、死因は肺ガン。病名が解ってから2カ月後のことでした。
今日の葬儀、奥様も無念でありましたでしょう。来年、春、産まれてくる孫を抱くことも出来ず。誠に悲しい出来事でした。昨日からやまずの雨が象徴していたように思います。
その点、リリオーはひとりなので気が楽ですね。無念も未練もないから・・・・無いかな?
人の死は予定など関係なく突然、やってきます。予定なんかどうでも良いことです。予定は未定、今、大事なことは何かと考えれば何事でも取り消せます。リリオー自身の事ですが、前から今日は落語を聴きに行く予定が入っていました。何ら問題はありませんし、勿論、行く気にもなりませんので、友に断りの電話を入れチケットを他の友にあげてほしいと頼みました。しかし、友は「亡くなられたことは悲しいが、前に進まなあかん、何時までも泣いていたらその人も天国に行かれへんし、時間的にも夜なので行ったら」と言います。
不謹慎かも知れませんが行きますか・・・
「桂春団治」舞台で見るのは久しぶりです。演目は「代書屋」限られた時間なので短めですが、やはり上手いですね。古典ではないと言いますが、もう古典落語ですよね。もう次はここで笑ってオチはどうなってと全て解っていても、面白い、飽きない。もう大分お年と思いますが枕を振らずいきなり本題に入るスタイルは変わらず語りにたんたんとした艶は衰えず栄えていました。漫才も昔はそうでした。同じネタの漫才でも何時も笑って聞けました。
最近の漫才は解りません。落語は変わらず楽しいですね。
「桂雀三郎」の酔っぱらいの噺
も面白かった。本当に酔っぱらっていると酔っぱらっていないと言い、酔っぱらってないと酔っぱらった振りをする等。リリオーも思い出しました。
「私、酔っぱらってないからね、酔っぱらってないよ」と同じ事ばかり繰り返しウダウダと・・・ズバリ、昔のリリオーの事言われていると笑いました。
葬儀の日に落語を聞きに行ったこと反省していますが、気持ちが少し落ち着きました。元気でいれば楽しいことがある。みんな元気でいろよ。