リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

寒いですね。映画見ました

2009-11-18 20:32:25 | Weblog
すっかり冬みたい。寒い。何となく暖かそうな梅田に出たくなり大阪駅に降りた。
滅多に来なくなった都会、ドンドン大阪駅が変わっていく姿に面食らう。昭和32年の大阪駅はどんなだったか知っている人はどれだけいるか?阪急の梅田駅が今の百貨店にあり1Fだったことを知っている人は・・・何て言うから年だって言われるんだ。まだ言うよ、大阪駅の前から新地まで行く道がヤミ市だったこと知ってるか?それはリリオーも知らないが、昭和46年頃もごみごみした路地に麻雀屋、飲み屋などたくさん立ち並んでいた。どの道を通り抜けると早道かと右左に進み店に行ったもんだ。今は、大阪駅前第1ビルから4ビルになっている。阪神から阪急に行く陸橋に立ち昔を懐かしんだ。そう、それから今日は映画「ゼロと焦点」を見た。昭和32年の出来事だった。
本も読んだしテレビでも見たことはあるが映画はやはり迫力があるね。松本清張の映画は背景にある。今回も金沢の雪が美しかった。東尋坊や日本海の海が寂しくうねり映画の良さを醸し出されていた。主演の広末涼子も良かったが中谷美紀が素晴らしく上手い。やはりプロだね。
日本映画の一番は何回でも言っているが「砂の器」だと思う。やはり、松本清張が一番なんだろうなあ。物語はみんな知っている、リリオーが言うのはハンセン病を患っている親とその子供の白装束姿の巡礼姿だ。青森竜飛岬の厳冬、信州長野の春爛漫の桜、北関東の初夏、山陰亀嵩の盛夏、北海道の紅葉を背景にハンセン病を患っている親と子供は白装束の巡礼姿で物乞いして歩いていく。石を投げられなじられ・・・自然の美しい背景と2人の姿が大きなスクリーンに映し出され、こんなに綺麗な映像があるか、こんなに涙のあふれる映画があるかと感激した。それからテレビにもなったが、1974年に見た映画が一番だと思っている。。
そんなことを思い出しながら、この映画も良いかと思った。
そう、中央線の電車の窓から紙吹雪が・・・その紙吹雪で線路伝いを調べ歩いた若い刑事、吉村刑事役は今の千葉県知事森田健作氏だった・・・