こんにちは~!チーム株式会社の緒川修(おがわおさむ)です!!
前回に引き続き、土鍋について書いていきます。
今回は、土鍋の料理が何故美味しくなるのかと、昭和の一時期に訪れた、土鍋の最大のピンチと、どうやって克服したのかを書いていきます!
1.土鍋料理の美味しさの秘密
土鍋料理が美味しくなる秘訣ですが、それは土鍋がゆっくり温まって、なおかつ冷めにくいからです。
まず、ゆっくり温める事によって料理の素材の味を損なう事なく調理できます。
そして、冷めにくく高い温度を保てる事によって美味しさが長続きするんですよね。
ちなみに、何故、ゆっくり温まって冷めにくいかと言うと、土鍋は陶土を熱して作るのですが、その際、内側に穴が空くため、そこに空気が溜まるそうです。
その空気のお陰で、温まりにくく冷めにくいんですよね。
(空気は、温度の上下がし辛いので)
2.土鍋存続の機器
そんな土鍋ですが、昭和28年のガスの登場により、存続の危機に立たされます。
今まで土鍋は炭火や囲炉裏で熱していましたが、ガスコンロはそれらより遥かに高い温度で鍋を熱する事が出来ます。
土鍋はその熱による膨張やそこから冷える事による収縮に耐えられず、割れてしまうん
これでは使えないと、土鍋はステンレス製の鍋に取って代わられました。
3.土鍋の危機の救世主と粋な計らい
絶体絶命の危機に立たされた土鍋ですが、そこに意外な救世主が現れました。
遠く海の向こう、ジンバブエから来た、ペタライトです。
ペタライトは別名リチウムと呼ばれ、バッテリーに使われます。
これを混ぜる事により、耐熱性が3倍に上がったそうです。
これにより、飛躍的に土鍋の利便性が向上しました。
さらに、この技術の開発社が粋な事に、特許を申請せず広く技術を伝えたため、多くの企業がこの土鍋を製造することができるようになりました。
土鍋はこういった背景で、現代でもなお使われ続けています。
3.終わりに
お気楽料理には鍋もありますが、土鍋は今まで使う事がありませんでした。
しかし、こうやって歴史を知ると使ってみたくなりますよね。
今後、土鍋を使った際は、記事に上げていきますので、お楽しみに!
今日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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