限界集落/中山間地対策を考える上で、農業については欠かせないテーマだ。
長野県は昨日、県内農業の今後の方向性について有識者会議を開催した。
県内の農産物の普及について、「県民との恊働による事業改善」(旧事業名は事業仕分け)によって検討する予定もある。
自然栽培についてベストセラーになった農業関連書籍がある。
「リンゴが教えてくれたこと」木村明則著
自然農法ではなく、自然栽培。
無農薬/無肥料でリンゴ栽培に成功した実話。
指南書やマニュアル的な書籍ではなくて、著者自身の体験談として語られるので、私のような素人でも大変に興味深く読むことができた。
特に10年近く無収穫で死を決した時に目にした光景が彼を導く。
「自然は命をかけなくちゃ答を教えてくれなかった」
壮絶な挑戦だった。
農協や近隣の農家との関係、全国の反応など、読後にネットで調べている。大きな反論があまり見受けられないばかりか、TPPに対抗する有効な手段のひとつと位置づけている論調もある。
身近なところでは、長野の松木武久農園が、自然栽培に取り組んでいた。
知人の活躍は知っていたけれど、この自然栽培に取り組んでいたことはよくわかっていなかった。
机上だけではなく仲間を訪ねて、知ってわかって、実行したい。