中学校保護者環境整備事業

　息子の通う中学校の、本年二回目の学校環境整備事業である。
　ＰＴＡの事業で、お父さんお母さん始めたくさんの保護者が土曜日の午前中に学校に集まって、グラウンドに落ちた枯れ葉拾いや、生徒たちの手の届かない窓拭きやら枝落としなどを行う。
　１５０人くらいの保護者が雨上がりの肌寒い校庭に集合した。
　気合の入ったお父さんたちは頭に手ぬぐいを巻き、軍手にジャージ、どこかの景品のようなウィンドブレーカーで、武装している。お母さんたちは参観日と打って変わって汚れても良い（いわゆるお母さんたちの日常的戦闘服である）割烹着やらＧパン（セレブっぽいデニムとなぜかちょっと違う）に滑り止め付軍手＋ぬれても平気なように軍手の下はゴム手袋完備。
　昨夜の大雨と時ならぬ大風で落ちている大量の枯れ葉をほうきやら熊手で集める。久しぶりに使った竹箒は雨の重さなど意にも介せずといった感じで根付いた草から、細かな落ち葉を掃きだす。
　掃いているそばから葉を落とす風の様子は漫画のようだ。掃いても掃いてもまだ降り止まぬ。これこそ、自然体！