「一花開天下春」
東大寺長老寛秀師
表千家北山会館発行の小冊子
「茶の湯への誘い」を
昨年の8月より
毎回のお稽古で皆さんと読んでいます
一項目ずつ丁寧に読んでいるので
なかなか進みませんが
ようやく14頁まできました
今日読んだところに
「千家十職」さんのことが書かれていました
而妙斎宗匠華甲記念好み物展の図録
図録を開いて
千家十職さんの道具の数々を
皆さんと確認しました
社中には
「千家十職」という言葉を
これまでご存じなかった方もいらっしゃいますが
大体の方は初めて耳にしたわけではありません
図録のお道具を拝見しながら
「これを作られたのは?」とお尋ねすると
「う~ん。。。」と皆さん頭をひねり
お稽古前の楽しいクイズのひとときとなりました
今日は大きさが少しずつ異なる
筒茶碗を三つ用意しました
各自お好きなお茶碗を使って
絞り茶巾のお稽古をしていただきました
銘 きさらぎ 鼓月製
魁(さきがけ)の花を表わす薄紅
緑は萌え出ずる草
水温む川の水色と残雪の白
ほんの小さなお菓子に
大きな春の訪れを感じます