表千家一期一会

お家元見学


本日は
社中の13名と共に
表千家お家元の見学をさせていただきました



お家元見学は
予め不審菴に申込みをして
許可をいただいた
指定の日時にさせていただきます


今朝の天気予報では
午前中からお昼まで
雨の確率が80%ほどと高く
長い傘を持って家を出ました

ところが
何とありがたいことに
京都・出町柳に着くと
雨はすっかりあがっていました


タクシーで9時ごろに表千家会館に到着し
時間までしばらく待たせていただき
10時5分ほど前に
表千家の門をくぐりました


ご案内いただいた10時ちょうどに
玄関さんが出てこられ
まず外腰掛のところに荷物をまとめ
露地草履に履き替えました



表千家の門と玄関についてのお話を伺った後
露地口から中に入らせていただきました

露地に足を踏み入れたその瞬間
緑一面の苔の美しさに
目を奪われました

奇しくも
早朝からの小雨が
天然の打ち水となり

苔や草木がひときわ清らかに光り
すみずみまで手入れの行き届いた露地は
特別な空気に包まれているようでした

正に
山中の小径を歩いている気分で
辺りを見渡しつつ
足元にも気をつかいながら
ゆっくりと歩を進めました

そして
まずは御祖堂の中に入り
利休像にお参りさせていただきました


その後は

一畳台目向切の侘びた反古張りの席

先人の工夫に満ちた総水屋

秀吉がそこから月を眺めたという残月亭

表千家の代名詞である不審菴

八代啐啄斎が作った稽古場 七畳敷


それぞれのお茶室で
玄関さんから丁寧なご説明があり
厳粛で静謐な空気を肌で感じながら
意義深い時間を過ごさせていただきました


最後に
再び露地に下りて
もとの露地口まで戻って
外に出た時には
まるで
一会の茶事のもてなしを受けた後のような
充実した満足感を覚えました


玄関さんに御礼を述べて
表門を出た後は
予約していた懐石料理のお店
瓢樹さんに向かいました




お家元見学の余韻を全員で分かち合いながら
美味しい点心に舌鼓を打ちました

天に人にご縁に
全てに感謝の一日でした (-人-)





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