「夢」
龍安寺 松倉紹英師
外界が実際には存在しないことを
夢にたとえる
すべての存在が固定的実体ではないこと
人生をはじめとするすべてが
虚しく儚いことを象徴するとも解され
追悼の茶会などで用いられる
(「茶席の禅語大辞典」より)
今月は
私が以前にお世話になった
二人の師匠のご命日がやってきます
あれから
もう12年が過ぎました
月日の経つのは本当に早いものです
「人生は夢」とも申します
私達の生きているこの世界は
過ぎ去ってみると
正に幻のように感じられます
しかし実際のところ本当に
「この世は幻だ」と
言い切れるのでしょうか?
こんなお話にご興味がありましたら
是非こちらの記事もご覧いただけたら
幸いです↓
「この世は幻=仮想現実!?」
画賛「潺々」
大徳寺黄梅院太玄師
丸卓
今月は
三つ葉蓋置を出してみました
蓋を置く時に
扱いがあります
菓子 銘濡れつばめ 鼓月製
雨に濡れながら
親ツバメが懸命に巣にエサを運んでいる様子を
意匠としています
今は梅雨の最中のはずでしたが
今日は
カラリと晴れ上がり
真夏のような一日でした
天候のせいか
少し体調を崩されている方も
いらっしゃるようです
このような時期は
どうぞご無理なさらず
可能な限りお身体を休めて
ご自身の自然治癒力を高めることに
専念してくださいませ
(.人.)