表千家一期一会

6月稽古場 4



鮎の画讃「潺々」
大徳寺黄梅院太玄師



方円籠  
娑羅(夏椿)下野草 矢筈芒



丸卓 総飾り




今月は表千家歴代茶杓の中から
十代吸江斎作の写しを使っております

6月6日がご命日でした

吸江斎は10歳より紀州徳川家に出仕し
晩年は隠居された後
宗旦を名乗られました

享年43歳という
短い生涯の間にも
溜二重棚や島台茶碗などをはじめ
私達にも馴染みのある
多くの好み物を残されています


歴代茶杓の写しを稽古に使うようになってから
皆さんが歴代家元の名前を
意識して覚えて下さるようになって
なかなか良かったなあと思っています




昨日の稽古でもそうだったのですが
今日もまた
午後の最後のお点前が終わる頃に
音もたてずに
娑羅の花が落ちました 


一日花の儚さ・・・


コメント一覧

tomoko
お褒めいただき恐縮いたします。
しかしながら此度一年を通して歴代宗匠のご命日を確かめてみますと
冬よりも夏にお亡くなりになられた方が断然多いことに
気づかせていただきました
やはり昔から「夏越しの祓」には意味があったのだなあと
しみじみ思った次第です
雲や
歴代茶杓をその命日に因んで使うのはいい使い方ですね。私は学校で家元名をただ覚えてもらうために、その月で一月利休、七月如心斎など単純に月別に使ったことがありましたが、流石に原田教室の方が断然高レベルですね。参考にさせていただきます。
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