今日は
茶友のY様が初めて懸釜なさるということで
久しぶりに曙会に出かけました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/0a/1967f7d8702260f3735d4b0c41430ad3.jpg)
会場では
いつもながらの徹底ぶりで
手洗い・消毒など
細やかに気を配られておりました
いつしかこの状態に
すっかり慣れている自分に気づいて
何だか面白いなあと思いました
令和四年に入り初めての曙会
さらには
本日の席主にとって
人生初の懸け釜ということで
万事お目出度い御趣向にて
初々しい彼女の笑顔ともに
晴れやかなひとときを
楽しませていただきました
お床には
青々した尺八花入れに
たっぷりとした結び柳と紅白の椿
「渓梅香一朶」の一行に
早春の歓びが表われます
とはいえ
立春を過ぎても
外はまだ風が冷たく
広口釜から勢いよくたちのぼる湯気が
何よりのご馳走でございました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/dd/10c4093cbc91a8c4d8179bca4d76eb88.jpg)
お茶席の後は
強風に着物の裾が乱れるのを気遣いつつ
御堂筋を歩いて
湯木美術館に向かいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/c8/80fb58df29d33ceed84df2653367a173.jpg)
「慶賀と喜びの茶道具
~春の風情を楽しむ」
新春を祝い楽しみ
長寿をことほぐ道具の数々に
心がウキウキとして参りました
藤原行成筆と伝わる
「升色紙」に書かれた
春雪の歌の繊細さ・・・
”雪は豊年の兆し”なのだとか
雪国の方にとっては
悩みの種かもしれませんが
雪に馴染みの薄い土地に住む者にとっては
雪を見ると
その清らかさと美しさに
心を打たれずにはいられません
そう言えば
今年の元旦
石清水八幡宮に詣でた折に
真っ青な空に
白いものが舞っているのを
今年はきっと良い年になる・・・と
一人感じて見上げていたことを
思い出しました