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「看々臘月盡」
前大徳紹尚師
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高麗卓
一昨日あたりから
とても冷え込んできました
アルミサッシは開けていますが
隙間風が身体に冷たいので
稽古中は障子を閉めました
ただ
稽古と稽古の間には
障子戸を開けて換気しました
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主菓子 冬の朝 鼓月製
今朝は
雪もちらほらしていたようです
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今月は
宗旦作写しの茶杓を使って
お稽古をしてきました
濃茶点前の時には
各自で自由に銘を考えていただきます
皆さんそれぞれ
季節に因んだ良い銘をつけて
楽しませて下さいました
そして今日は
「埋み火」という銘をつけられた方がいましたので
「十二月によく使われる銘で良いですね」
と申し上げましたら
彼女は
「実は宗旦に因んでこの銘をつけました」
と仰います
「それはどういう意味で?」と
おたずねしましたら
「宗旦の生き様が埋み火のようだと思ったからです」と
つまり
自身は表舞台から身をひそめつつ
息子達をしっかりと仕官させ
茶家としての火を絶やさず
後の世に千家の茶を伝え開花させた生き様を
彼女は「埋み火」のようだと感じたのだそうです
素晴らしいなあ!
と私は感動してしまいました