「無事」
大徳寺黄梅院太玄師
本日のお稽古は
午前中に三名
一昨日
岡林院に招いて下さった
Mさんも来られました
彼女が
この度のお茶事を
精魂込めて催して下さったことへの
感謝の思いと共に
ここをゴールにするのでは無く
新たな道への門出とするべく
祝福の気持ちを込めて
紅白の椿を入れました
実は茶事の四日前
研究会を行った日
彼女は稽古場へ向かうバスの中で
突然の激しい急ブレーキのために
頭部を打撲するという事故に合われました
交通会社の迅速な対応で
すぐに病院に運んでいただいたそうですが
検査の結果
とりあえず事なきを得て
そのままお稽古場に来られたのでした
大事にいたらなくてよかったものの
そのような
思わぬ災難の後
ゆっくり養生する間も無く
この度のお茶事に臨まれ
周りの方々に助けられながらも
正に『無事』に一会を終えられたこと
誠に感服している次第です
またその達成感におごることもなく
諸々のことを反省され
淡々として在る姿に
社中の皆々も感銘を受けているようでした
”私もいつかMさんの後を追って
お茶事をしてみたいと思います。。。”
そんなことを
仰って下さる方も現われて
本当にうれしく思っています
そうですね!
皆さんがそれぞれに
誰かの真似ではない
自分自身のオリジナルのお茶事で
もてなして下さる日を
これから楽しみにお待ちしたいと思います