「白雲自去来」
前大徳大道師
先日の研究会で掛けた
「青山元不動」
に続く言葉です
”青山元より不動にして
白雲自ずから去来す”
「青山」は
「人の本体すなわち常住不変の仏性」
これに対し
「白雲」は
「生起してやまない妄想や煩悩」
のたとえだそうです
「仏性」という言葉を
私は
”すべてに感謝できる
清らかな心”
というふうにとらえています
ここ２週間ほど
体調がすぐれなかったためか
ちょっとしたことが心配になったり
過去のことを悔やんでみたり
誰かのことをうらやましく思ったり
思ったことができていない自分を責めてみたり・・・
このようなネガティブな思いは
すべて「煩悩」ですよね
そんな「白雲」が
次から次へと
押し寄せている間は
”感謝”の心を
見失っていました
でも
体から
「風邪」という”邪気”が
抜けていくにつれ
徐々にその白雲も消えてゆきました
そしたら
”今ある自分に感謝できる心”
「青山」が
再び姿を現してきました
「私」をとりまく
愛にあふれた人々を含んだ
もっと大きな集合体としての「私」に
気づかされて
感謝の思いに包まれています
皆さん
ありがとうございます
絞り茶巾のお稽古
主菓子 向日葵 鼓月製
干菓子 ざぼん漬
