表千家一期一会

2月稽古場 5

今日も昨日に続いて
一日中真冬の寒さがぶり返し
身体が縮こまってしまうほどでした

遠方からお越しのIさんから
積雪のため車を出せず欠席しますと連絡があり

本日は午前中に三名来て頂いて
お稽古を終えました


皆さんが帰られた後
久しぶりに仕組点の稽古を
一人でしてみました

ずっと以前から
何だか変だなあ・・と
思っていたことがあります


仕組点をするのは

「老人が濃茶を点てる場合に手間を省き
しかも亭主がそうした所作をするのが
不自然でない場合」と

されています



けれども
実際にやってみると
建水に仕組んだお茶碗を入れて
持って出るためには
足腰がある程度丈夫でなければ
なんだかかえって危なっかしいです


昔から何となくそう思っていましたが
自分が還暦を過ぎてみると
年々そのことが切実な問題になって参ります


例えば道庫があって
そこから出すのであれば
問題無いと思うのですが・・・


あるいは
小間で茶道口からそのまま
点前畳に置いてしまうというのなら
確かにもっと年をとって足腰が弱っても
できるかな・・・

などと
今日は点前をしながら
一人で色々考えてしまいました





自服させていただきます。。。




今月のお稽古では
大正時代の北野天満宮献茶の際
好文棚を好まれた惺斎宗匠に因んで
惺斎好み写しの茶杓を
使わせていただきました

皆様夫々に
春を待つ心を表わした銘を付けて下さいました


私は・・・そうですね・・・


”此の花”とでもつけましょうか


《難波津に 咲くやこの花冬ごもり 
今は春べと 咲くやこの花》



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