新しい稽古場「洗心亭」は
自宅から歩いて
2分ほどのところにあります
今朝9時ごろ
稽古場に向かって歩いている時
見事な菊を作って並べている
ご近所の家の前を通りかかると
私が着物を着て
茶花用にと花を一枝
手にしていたからでしょうか
「お花の先生をされているんですか」と
手入れをされていたご主人が
声をかけてくださいました
「いいえ お花ではないのですが
お茶を教えております」と
申し上げると
「よかったら 持って行ってくださいよ」と
菊の花を何本も取って
手渡して下さいました
私は
恐縮しながらも
大切に育てたお花を
「花もそろそろ終わりですから」と
言いながら
惜しげもなく切って下さった
ご主人の気持ちを
ありがたく
頂戴することにいたしました
今日のお床には
いただいた黄色い小菊を
たっぷりと
飾らせていただきました
干菓子 松風 利休古印