冷たい雨のそぼ降る中
今日は午前と午後に
それぞれ2人ずつお稽古にこられました
釜は終日ご機嫌良く
鳴り音をたてておりました
なんとなくこのお釜は
前の持ち主にきっと大切にされて
これまで幸せな釜人生(?)を
過ごしてきたのではないかなと
そんな気がしています
紹鴎棚
「我名をは大黒庵と云ふなれば袋棚にそ秘事はこめけり」
武野紹鴎のこの歌に詠まれている
袋棚とは
この紹鴎棚のことをいうそうですが
それにこめられた「秘事」とは何か
とても気になります
検索したくらいでは
何もわかりません
わからないからこそ
「秘事」なんでしょうが・・・
稽古場で皆さんとそんなお話をしていたら
色々な意見が出てきて
面白かったです
どこに「秘事」がこめられているか
(その1)地袋の戸の開け閉めの扱い
(その2)地袋の中に道具を入れること
(その3)二飾りからの点前で始めに蓋置と柄杓を地袋から出すこと
(その4)最後に水指に水を注ぐ時に蓋を敷居にあてること
そもそも
紹鴎の時代と今では
点前も違っているかもしれませんし
やはりよく分かりません
でもまあ
こんなことを皆で色々考えるのは楽しいです
主菓子 冬の庭 鼓月製
干菓子 子の福 鶴屋吉信製
今日は午前にお稽古に来られたIさんが
いったんお昼を食べに外に出られて
また午後にも来られましたので
午前と午後で
お菓子が変わりました_(._.)_