京都市交響楽団第621回定期演奏会
~~プログラム~~
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104
ラヴェル:道化師の朝の歌
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ボレロ
指揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
チェロ:ルイジ・ピオヴァノ
「道化師の朝の歌」以外は
どれも耳に馴染みのある曲ばかりで
素直に安心して楽しむことのできるプログラムでした
チェロのアンコール曲は
イタリアの子守歌をチェロを弾きながら
歌ってくださいました
後半の3曲が
連続して演奏されたのは
まるで3曲がまとまった一つの曲のようにも聞こえて
面白いと思いました
ボレロは
昔 学校の音楽の時間に聴いて以来
テレビやラジオなどで
これまでに何度も耳にした曲ですが
生演奏で聞いたのは
もしかしたら初めてだったかもしれません
「水戸黄門」のようなお決まりのリズムが
曲の最後まで延々と続きながら
どんどんと膨らんでゆくクレッシェンドの中で
まさに
勧善懲悪の結末がわかっている時代劇を見ているような
安心感と興奮に身を委ねて
演奏者の人達と一体になり
達成感を味わったような気分になりました
コンサートの最後に
今回で卒団される二人の演奏者に
花束が贈られました
3月は
出会いと別れ
そして旅立ちの時
そんなことを
あらためて感じるシーンでした
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