買ってから1年半ともなるとほとんどのメーカーはクレーム対象外となってしまう
農機具
壊れたといっても使い方や保管方法次第では例え1年以内でも
クレームとして扱えない例もあります。
が、今回の修理例はちょいと気の毒
その日使っていて一服した後、まったくエンジンが掛からなくなったと言う故障です。
プラグぐらいでしょうと気楽に現場に行ってみたら
あれ・・・直らない プラグちがうの? 気楽に考えると大体が重症のケース
プラグ、オイル、キャブレター どれも問題ない 当然燃料も
よく見ると、プラグが濡れてない・・・
バルブ固着かと思い、ヘッドカバー外したら
プッシュロッドが外れてる ここまではありがち ですが
組み立てなおしてもそのプッシュロッドが上下に動かない・・・
なにくそだ! こんなもの割ってやるわ
あ~ イン側のリフターバルブが固着している
まさか曲がったのか・・・
原因はリフターバルブ自体ではなく リフターバルブ穴の加工不良です
お客様「とにかく使えるようになりゃいい」
よし!やったろ!
で
その穴の奥行きが深いのでインパクトにその場に有ったチェンソーヤスリを装着して
得意の荒療治~ ゴリゴリゴリ♪
で、使えるようになったとさ
ちなみにこのエンジンは
三菱エンジンGM132 こいつはOEMでよく使われてます。
まして、クボタもヤンマーも近頃自社エンジン止めて
三菱エンジン載せやがって ったく情けねえ
鬼農
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ロッドが左右に移動しても問題ないでしょうか?
カムが回転してリフターバルブを押し上げ、
プッシュロッドがロッカーアームを持ち上げる
の順ですが、ご質問のプッシュロッドが左右に動いてしまう原因とすると、バルブクリアランス調整が間違っているか、または”ロッカーアームが破損した”となるとプッシュロッド自体が曲がっていないでしょうか?
または、フライホイールを回し圧縮上死点になったときは
インレット側もエキゾースト側もバルブクリアランスがもっとも広くなるので多少ロッカーアーム及びプッシュロッドがぐらぐらします。
当然このブログのリフターバルブの動きが悪いと
プッシュロッドがズレることもあります。
今回のブログはインレット側の加工不良からの固着でしたが、不良燃料を使うとリフターの動きが悪くなることもあります。まだ他に原因があるかもしれませんがご参考になれば幸いです。
ロッカーアームを外して各バルブが手で動くか確認してみてください。(バルブエンドをつまんで回したり、上下にひっぱたり押したり)
燃料不良や焼き付きなどで固着する場合があります。
他にもキャブレターの部品が脱落しインレットバルブに挟まりこんでバルブが動かなくなる故障例がありました。ブログに書いた記憶があります。
それがきちっと出来ているようでしたら
クランクシャフトギヤとカムシャフトギヤのタイミングがズレているのかもしれません。ただこれはケースを割ってカムギヤなどを抜かない限りタイミングがズレることはないです。
推測ですがプッシュロッド、バルブスプリング、スプリングリテーナに曲がり変形は無く、ロッカーアームは破損し新品交換してあり、バルブクリアランス調整ができていて排気バルブ及び吸気バルブ自体の変形もなく、カムタイミングのズレはないとしたとき、先に記していた”プッシュロッドがズレてしまうとなると、バルブリフターが怪しいですね
排気バルブリテーナを抜いて異常が無いか確認してみてください
。先にご質問を頂いたロッカーアームの破損というのはエンジンが掛かっている時に破損したのでしょうか?
もしエンジンオイル不良などで起こった故障だとするとちょっと厄介かもしれません。
排気バルブリテーナ ←×
排気バルブリフター ←〇
とにかく。本当に、ありがとうございました。見ず知らずの人間の、わけのわからない質問ばかりして・・・本当に、感謝してます。有難うございました。