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本を買いました1

2013年01月02日 23時41分57秒 | 学習・研究支援
山本 隆三
『企業の意思決定のためのやさしい数学 』
(講談社プラスアルファ新書)

この本の説明
規制緩和と資本市場のグローバル化により、
いまや企業の経営者にとってコーポレート・ファイナンスの知識は必須であるといっても過言ではない。
本書は、企業の意思決定に必要なファイナンスの知識をコンパクトにまとめた1冊である。
タイトルを見て、ファイナンスに出てくる数式を理解するための微分や標準偏差など
数学の解説書のようなイメージをもつかもしれないが、
数学的な解説は極力省かれている。
たとえば現在価値の説明では、
住宅ローン減税が15年間適用される場合と、
別の減税率で10年間適用される場合ではどちらの方が得かなど、
具体的な数値例を用いることにより、
その式や理論のもつ意味をわかりやすく説明している。
また、各章のまとめや巻末の用語解説が設けられているのも親切である。

内容としては、利益とキャッシュフローの違いから、
現在価値(割引率)の考え方、
ポートフォリオ理論、
資本コスト、
企業価値・株主価値の算出方法に至るまで、
企業や事業の評価に必要な考え方がひととおり網羅されている。
また金融工学にも1章を割き、
オプションの評価を応用したブラック=ショールズモデルによる投資評価にも触れており、
今後日本でも必要になるであろう理論を知ってもらいたいという著者の意欲が読み取れる。

投資選択などのファイナンスの理論は、
企業の財務部門だけでなく、
営業や開発部門などに携わる人にとっても有用な知識である。
通勤途中でも読める入門書として気軽に手に取れる。(戸田啓介)

この本の内容紹介
リスク予測、リストラ効果も数学的判断が成否の鍵!!

国際化社会で生き残るには企業も人も「勘」に頼っていたらダメ。
キャッシュフローからオプション、
ブラック=ショールズまで、苦手な人でもよくわかるよう具体例でやさしく解き明かす!!

バブル経済の時期を境に、
この10年で日本企業の経営はずいぶん変わりました。
変化の理由の1つには、金融業界をはじめとする規制緩和があると思います。
規制緩和により、日本企業も外国企業と同じ土俵で競争せざるを得なくなりました。
企業が国際基準で競争するようになれば、
従業員も国際基準で競争できるような能力が要求されます。
これからはどの企業でも通用する知識と技能を持った従業員が必要とされ、
そういう人の多い会社が生き残っていくことになるでしょう。
この、すべての企業に通用する知識とは何でしょうか。
パソコンや英語は当然のこと、数学の知識もこれからの時代には必要になると思います。
今までのように勘に頼る経営ではなく、
数字に基づいた経営を行うために、基礎的な数学の知識が要求されるのです。

この本の登録情報
単行本: 200ページ
出版社: 講談社 (2002/02)
ISBN-10: 4062721171
ISBN-13: 978-4062721172
発売日: 2002/02
商品の寸法: 17.5 x 12 x 2 cm

レビュー1
経営工学のすばらしい入門書 2003/10/23
By 俊(とし)

会社で経営工学や金融工学を学ぶ人に最初に勧めることにしているのが本書です.
とにかくわかりやすい!この本をわかりやすいものにしている最大の理由は,
著者が実務者としてこの方面の仕事に長年携わってきたことでしょう.
学者や研究者が書いた場合にはこうは行かないと思います.
工学部出身の人ならば,
キャッシュフロー財務の基礎知識さえあれば簡単に読み進められます.
最後はEVA経営やリアルオプションにまでたどり着けるのが素晴らしい.
難しいのはCAPMのところくらいかな?

理工系のサラリーマン全てにお勧めします.
この本を読んで,あなたの会社の財務の連中をやり込めてやりましょう!

レビュー2
お勧めです 2002/4/3
By カスタマー

日本企業の問題点が、
分かりやすく平易な言葉で書かれている。
今話題のコーポレイトガバナンスの日米比較も分かりやすく説明されていた。
数学はちょっと難しいところもあったが、
数学のところを斜め読みしても、
全体像が頭に残った。
企業評価、事業評価の入門書としてはお勧めだと思う。

このレビュー3
MBAのファイナンスのコア・コースのエッセンスがコンパクトな一冊に 2003/1/16
By nakagawa

嬉しいのは、エクセルの関数としてこれを使う。
というような解説までしてくれているところ。
実務でプロジェクトの収益性評価などに従事する、
しかしながら、関係する手法などが身につくところまでは行っていない。
という私のような中途半端な人にとっては、
勤務先のデスク周りにあると便利な一冊。
ということになるだろうと思うのです。


2日(水)BookOff、IWZ店に行ってきました。すごい人でした。
本・CDが20%off、通常売価105円のこの本も84円で買いました。
13時56分