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E-mailの件名で、~について・・・とやってしまう心理の研究

2013年01月14日 01時10分10秒 | 話題・Newsなど
「来週の社内旅行について」
というメールの件名に関する考察

2013年1月11日 07時00分

あなたは、つける派? つけない派?
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「来週の社内旅行について」
「先月納品分の請求書に関して」

という件名のメールが届くと、個人的に、妙に気になる。
何が気になるかというと、語尾にある「~について」「~に関して」である。
そもそも、メールの件名は、何かについて書いたもののタイトルなわけだから、
「来週の社内旅行」という件名で、事足りるはずである。
そこになぜ、わざわざ、「~について」をつけてしまうのだろうか?

このような疑問を、ビジネスマナー研修などを手がける
「(株)インソース」に問い合わせたところ、
「個人的な印象もあると思いますが、例えば『来週の社内旅行』と『来週の社内旅行について』を比べてみると、
前者のほうが、『上から目線』な印象を持ちます。
このような印象を持たれるのを避けるために、『~について』を
つける人が多いのではないでしょうか」とのこと。
確かに、言われてみればそんな気もする。

また、広告関係の雑誌編集者にも、同じ疑問をぶつけてみたところ、こんな回答を得た。

「日本語の場合、名詞で言い切る表現は体言止めといわれ、
断定的な表現になります。
何かを強調したいときによく使われる表現であり、
広告では読み手にインパクトを与えるために、体言止めがよく使われます。
『~について』がないメールの件名が、
上から目線的な印象を持つとしたら、体言止めによる効果によるのかもしれません。」

ちなみに、英語の場合、「This is a pen」のように、
名詞で終わることが一般的な文章構造を持っている。
以前アメリカに住んでいた知人によると、
「英語のメールの場合、『Tomorrow meeting』みたいに、
体言止めで終わっているメールが普通で、
『About tomorrow meeting』というのはあんまり見ない。
なんとなく、まどろっこしく感じる」とのこと。

これらの調査結果をまとめると、
日本語と同じような文章構造を持つ言語、
例えば、韓国語、モンゴル語を使う人々は、
メールの文章に「~について」をつける傾向があるのではないか、という仮説が成り立つ。…

筆者には残念ながら、これらの言葉を話す知り合いがいないので、誰かこの仮説、証明してください。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破における葛城ミサト曰く、
「日本人の身上(しんじょう)は、察しと思いやりだからよ」。
「~について」で終わるメールの件名がなんであるにせよ、
そこには古き良き日本人の心が息づいているのである。
(エクソシスト太郎)

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1357795439494.htmlより

わたくし、よく使います。
論文のタイトルにも使ったことがあります。
自信のなさの表れか。