無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

福島県議会も政務活動費を一般公開を!

2015年04月01日 06時16分36秒 | 政務調査費・政務活動費
おはようございます。昨日は、62人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

さて、昨日の新聞記事に、福島県議宗形保氏が、使用していない政務活動費を計上していたことが書かれていました。

朝日新聞記事「福島県議、使ってない事務所賃料に政務活動費35万円」

政務活動費は、皆様の税金から支払われます。また、活動費の名の通り、議員活動費なわけで、使用していない事務所賃料に支出するとは、情けない限りです。記事によれば、「2013年度、使っていない事務所に賃借料として政務活動費35万円を支出していたことが、朝日新聞の調べで分かった。宗方氏は『過失だった。県への返還手続きを進めている』と話している」とあります。

過失?


増税の前に、政治家自らが身を切る改革を!

と考える者としては、残念な限りです。返還すれば済むのか?福島県議会も政務活動費をHP公開する必要があると私は考えます。詳細まで公開していただきたいものです。

さて、市民の方々から様々なご意見を頂戴する中で、「一握りの人間たちが勝手に市政を動かし、税金を使っている」「どうして中心部にばかり税金を使うのか?」というご意見もいただきます。私も疑問に感じることが多々あります。

例えば、補助金助成金は、種類によっては莫大な額となります。必要だからメニューがあるのか?疑問を感じることがあります。「このメニューに数百万円出るからやる」という話が多々あるわけです。そして、どの団体が受けるのか想像がつく。結果は、想像通りの場合が殆どです。これでは、疑問に思う市民もいることでしょう。

私は小さなNPOの事務局をしておりますが、補助金メニューのない活動をしております。財源は、寄付と会費のみ。先の県議のように使っていない金を支出する等考えられない状況です。先日、数百万円の補助メニューについて会に打診したところ代表が一言。

「補助金ありきの活動は間違っている。お金で物事を考え動くから間違いを犯す。」

正論だと私は思いました。環境省と警察庁が作成したダウンロード式の啓発看板費用も募金と会費で賄っております。市民の方々からも、「どうして行政が看板を設置しないのですか?」と不思議に思われます。先進自治体とは全く対応も補助も違うわけです。しかし、多くの市民が「おかしい」と感じてくだされば、必ず白河市も変わります。誰もやらないからボランティアがやるわけです。お金が貰えるから、貰えるメニューの行動をするというのは、国の思惑に沿った行動ともいえるのではないでしょうか。もっと国民主体、県民主体、市民主体の行動が必要だと思います。行政のメニューに沿った行動ではなく、我々市民が行政を動かすことが重要だと考えております。


政務活動費についての「第2の報酬」という表現

2015年01月22日 07時50分01秒 | 政務調査費・政務活動費
おはようございます。昨日は、58人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

一昨日の夕方、風邪の症状が出まして、昨日病院に行ってきました。この時期、インフルエンザの方も多く、心配しましたが、風邪でした。現在は、熱も下がり、鼻水とノドの痛み程度の症状で済んでおります。皆様、インフルエンザにご注意ください。

さて昨年、議員活動報告書「はってん」の記事中、政務活動費は「第2の報酬」と呼ばれてるとした表現に対し、同僚議員より、「この言葉の意味と、誰がどのような場所で使っているのか」との意見が出たので議会での説明を求めたいと議長より話があり、その後の議会で、「平成12年の地方自治法改正により、正式に政務調査費(当時)の使用が認められ、それ以後、各報道機関や政治学者等の間で使用されている言葉だと認識している」と説明しました。本日、私よりも詳細な説明をされるだろう方を発見致しましたので紹介させていただきます。

社説:政務活動費問題 住民の方が泣けてくる 毎日新聞クリックすると移動します。

この中に、「政務活動費はもともと「第2の報酬ではないか」など批判が強く、住民監査請求で不適切な支出が指摘されるケースが絶えない。」(毎日新聞社説より)とあります。この社説を書かれた毎日新聞・社説担当の方であれば、私よりも説得力ある説明をされるのではないかと思います。「もともと「第2の報酬ではないか」などの批判が強く」とありますので、私が作った言葉ではないことは明らかです。







城下町白河・・・小峰城の石垣の修復作業が続いております。白河市に生まれ育った者の一人として、この石垣を見ると痛々しい想いが致します。昨今、市民の皆様より「議員のレベルが下がった」とのご意見・ご批判を頂戴致します。誇り高い城下町白河市の議員の一人として恥じぬように、今後も勉強していきたいと思います。

情報公開条例に基づく政務調査費の使用状況を閲覧しました

2014年11月28日 06時38分38秒 | 政務調査費・政務活動費
おはようございます。昨日は、63人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

さて昨日は、情報公開条例に基づき、各議員の政務調査費の使用状況について、報告書・領収書等の閲覧をしてきました。
本年、兵庫県議会議員の不正使用疑惑問題が話題となりましたが、我々議員でも、他の議員がどのように政務活動費を使用しているのか、知るすべが現在はありません。

アンケート調査を継続している中で、多くの市民からどのようになっているのかと訊ねられましたが、現在政務活動費を使用していない私には、同僚議員がどのようにしようしているのか説明しようもなく、また、市民の方が調査するにはどのような手続きが必要なのか、自分自身で調査してみようと、今回、11月10日に情報公開条例に基づく「議員の政務活動費に関する報告書及び領収書等の閲覧」として申請し、昨日27日午前10時から、議会事務局内で閲覧することとなりました。

閲覧を通じて、いくつかの疑問点がありました。調査研究費関係(先進地視察等)に関しては、研修費と混同して報告がされている方がいること、2会派合同で行われることが多いこと個人個人の報告書ではなく、会派として報告書を提出していることなどなど。現在、政務活動費は個人個人に支出されており、個人の意見を付けた報告書が提出されるべきではないかと感じました。広報費では、個人又は会派での「議会報告書」を作成し、新聞折込等で報告されている方々が、少ないようにも感じました。報告書を支援者に手配りされている方もいるようですが、私は市民全体に報告するべきではないかと感じました。研修費については、一部の議員が使用しており、その内容は、都市部での議員研修会等や個人的なテーマに沿った講習会などへの参加であり、本当に必要な研修への参加がされていると感じました。資料作成費関係では、パソコンやプリンターの購入、インクやコピー用紙などの消耗品の購入がほとんどでありました。一部に万年筆や帳簿等の購入など不思議な物のあるようですが、議員の申請ですから認められるのでしょう。資料購入費については、各専門紙(教育新聞や農業新聞等)の購読費、専門書(各種六法や防災計画要覧など)の購入等が殆どでした。中には、現在話題となっている書籍や市内の地図、白河市史などの購入もありました。

以上のように、調査することは難しいものではなく、視察先・視察内容・各自の調査に対する意見等も含め、すべて閲覧することができことがわかりました。所要時間4時間、有意義な時間でした。市民の方も、閲覧されてはどうでしょうか。

私は現在、政務活動費を使用していませんが、政務活動費自体を否定しているものではありません。しかし、現在の政務活動費を使用すべきではないという理由は、市民に使用状況が一般公開されていない以上、ある種の報酬の一部になっているように感じているからです。議員の定数・報酬・政務活動費について、検討し決めるのは議員です。自分で自分を裁判するようなものであり、なにかおかしい気がしています。ですから、現在のような仕組み、特に使用状況が公開されない仕組みのままでは、使用すべきではないと考えているのです。

白河市議会の政務活動費HP公開状況と伊達市議会のHP公開状況を比較

2014年11月04日 07時01分15秒 | 政務調査費・政務活動費
お早うございます。昨日は、88人の方々にアクセスをしていただきました。お休みの中、有難うございました。三連休中もお仕事の方々もいらっしゃいます。ご苦労様でした。

さて、11月は子ども虐待防止推進月間です。私のスーツの襟には、オレンジリボンがついています。この運動に携わって、9年になります。ご縁があり、始まった年より参加させていただいております。私は、長年ボーイスカウト活動をしており、子どもたちと接してきました。自分の子どもはおりませんが、その分、社会の子どもは全員自分の子ども同様に大切な存在であると考えております。今後も、子ども虐待防止運動に携わっていきたいと思います。

昨日もアンケートの依頼及び回収をしました。多くの方々より、政務活動費の情報公開を求められます。ちなみに、伊達市議会HPでは、会派ごとに詳細な情報が公開されています。また、議会の動画配信も行われています。

伊達市議会HPクリックすると伊達市議会HPにいきます。

白河市議会HPクリックすると白河市議会HPにいきます。


ご覧いただけば、白河市議会の情報公開の状況がわかると思います。伊達市議会の某会派の政務活動費情報を見たところ、会派全員での視察旅行はありませんでした。講演会の講師料に約46万円を使用していますが、これに関しても賛否両論あるでしょう。まずは、知らなければ批判も賛同もできない。皆様の納めた税金であることを考えれば、それが適正かどうかを市民に判断いただくために、公開するのは当然ではないでしょうか政務活動費では書籍も購入できますが、書籍の多くは、図書館で借りることができます。宿泊ホテルの値段も含め、市民に判断をいただくという姿勢が必要であると私は考えております。

最高裁で決定!政務活動費1万円以下の領収書も開示

2014年10月30日 05時50分11秒 | 政務調査費・政務活動費
お早うございます。昨日は、59人の方々よりアクセスをいただきました。有難うございました。

現在、議員定数及び議員報酬に関する市民アンケート調査を行っております。「議員定数を削減すると報酬アップとなるのか?」という疑問をいただくことがあります。

連動性ではありません。

しかし、「議員定数を削減し、議員報酬をアップする」という意見を持つ市議がいることも確かです。そのため、私のアンケート用紙には、議員定数と議員報酬の両方の項目があります。また、自由欄も大きく設けましたので、書きたいことがあれば好きなだけご記入いただきたいと思います。必ず、読ませていただきます。また、匿名ですので、どなたが何を書いたのかが市当局及び私以外の市議に伝わることはありません。秘密厳守です。

私は、超庶民を自負しております。元新聞少年です。周囲には、職人が多く、国民年金の方も多い。公務員のように、数千万円の退職金も満額の厚生年金もない方々を大勢知っています。公務員の年金額よりも少ない報酬で、長年勤めあげる方々が存在します。その方々の納めた税金であることを忘れてはなりません。自分の生活が当然だと考えてはなりません。であれば、

政務調査費の使用状況をすべて市民に公開するのは当然ではないですか。

市民の中には、日帰り旅行もできない方がいます。また、一年に一回程度の一泊旅行や日帰り旅行を楽しみに生活をする方もいます。私は、その方々に報いる活動をしたいと考えております。

さて、NPO法人「市民オンブズマンおかやま」が、県議の政務活動費返還を求めていた訴訟で、最高裁判決が出ました。「1万円以下の領収書も公開するように」と命じる決定がなされたとのことです。この流れは、全国に広がると思われます。当然です。