無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

旧村部から文化センター建設へ批判の声続出!

2011年10月31日 07時25分17秒 | 入札制度問題
 10月29日(土)30(日)、図書館と隣接するイベント広場で「食と職の祭典」が行われました。私は、家具建具屋組合員として毎年参加していますが、今年は初日半日だけ参加させていただきました。この短時間にもたくさんの方々に声をかけていただきました。ありがとうございました。

 さて、28日(金)に新聞折込発行した「はってん」について、たくさんご意見をいただいております。残念なことに、当日は議会で留守にしており、その後もイベント参加や所用があり留守が多く、その間に連絡をいただいた方々には申し訳なく思います。私が在宅していた短時間の間にもお電話をいただきました。その中で、表郷地区の声を紹介させていただきます。まず、

体育館は要らない」とのご意見でしたので、「体育館ではなく文化センターです」と申し上げました。「どちらでも要らない。表郷もいろいろ建てたいものはあるが、とくかく今は何も要らない。何やってんだ、***(市長の名前(姓名の名))は!これじゃ父ちゃんとおんなじだべ!あんたは絶対に最後まで反対しなよ」とのことでしたので、市長ご家族のお知り合いかと思われます。私は、絶対に反対ではありません、むしろ、市民文化センターの必要性は感じております。しかし、予算から始まるような現状には納得いかないと説明をさせていただきました。また、表郷地区の議員は建設に賛成のようですので、ぜひ地元議員にも意見を伝えてほしいとお願いしました。

 議会事務局に、議員数名から「はってん」の内容についての苦情が寄せられており、説明を求められています。説明を求めるのであれば、名前を明らかにしてほしいものですが、想像はできます。私に間違いがあれば、次回「はってん」で謝罪をしなければなりません。また、根拠なき批判であれば、「はってん」臨時号を折込したいと考えています。


説明を求められている部分は、

「  『安心安全とは言えない』放射能汚染の危険性を認めた白河市

6月議会では、多くの市議及び市当局の嘲笑の中、私は放射能汚染の危険性を訴えました。この時、笑い顔で数カ月も過ぎれば消える問題だと回答をした市当局ですが、9月議会での私の質問に対し、「白河市の放射能汚染は安心安全と言える状況ではない」と回答しました。多くの市民の批判・要望を受け、市内の学校や幼稚園、公園の除染が行われましたが、今も個人の家や道路は放置されています。また、汚染土の仮置き場も決まらず、県の除染補助事業も町内会が汚染土の「仮の」仮置き場を決めなければならない状況です。一般家庭の汚染土を放置すれば、無駄な被曝を受け続けることになります。後手後手の対応に対し、白河市民の苛立ちも増しています。」~「はってん」20号より


※議会での発言は公的な発言であり、議事録に残っております(残念ながら野次は残りません)。
しかし、議会発言は文字起こしのために録音されております。動画も撮っているようです。


 このブログにアクセスしてくださる全国の議員、市民の方々は「くだらない」「白河の議員はレベルが低いなぁ」と思われるでしょう。ぜひ、宴会代ではなく活動調査費代及び報告書代に報酬を使う市議が増えてほしいと願います。新しく市議になった方には、新聞折込での報告をお勧め致します。費用がかかりますので、酒代宴会代は減らさなければなりません。結果、健康にも良いでしょう。


 応援のコメントありがとうございました。その中に、避難された方のコメントがありました。短い文の中にも大変な想いが込められていると感じております。ありがとうございます。皆さまのコメント、思いを励みに、不当な圧力には屈せず活動を続けて行きます。

 60億円(予定)の文化センター建設、余震の中での山を崩しての国道建設、災害復旧や補修以外の道路工事に対し、激しい怒りの声があがっております。それよりも除染を!補償を!!という市民の声を市政に国政に届けるために、署名運動を検討しております。個人の除染に対して1円も支払われていない現状で、公共事業ばかりが独り歩きしています。この無駄使いの中、増税と年金先送りです。これは庶民イジメです。市政について言えば、固定資産税と国民健康保険を支払っていない市民に対して何もペナルティがないのです。不足分を税で補うのであれば、支払う者ばかりが負担を強いられることになります。真面目に生きる者を苦しめる現状は、「悪政」と言えると私は考えております。

 また、市役所職員の天下り問題も追及したいと考えております。

 本日、母の胃ろうの器具交換が行われます。麻酔をしての手術となりますので、病院で待機となります。


 

本日、議員活動報告書「はってん」新聞折込発行

2011年10月28日 20時53分08秒 | 自費発行「はってん」
本日、白河市内各新聞に、自費発行の「はってん」を折込発行させていただきました。これは、政務調査費を使用せず発行しています。

 この内容に関し、白河市当局幹部の方から厳しい抗議をいただきました。また、議会事務局には、異論反論のある同僚市議からも抗議が寄せられているようで、説明を求められております。
 残念ながら、その多くが6月議会での市当局と同僚市議の「嘲笑」したという部分であります。笑った記憶はない、バカにした記憶はないということでしょうか。こんなことで抗議をするくらいなら、そしてこのような論争に時間を費やすくらいなら、白河市議会の動画配信を推進してほしい、その方が確実であり効率的であると考えております。誰が笑ったのか、誰が居眠りしたのかなども一目瞭然となるでしょう。また、全ての方々の人柄についても文字ではなく動画で確認することが可能となります。

市民への情報公開の一手段として、市議会の動画配信を希望します。 


 6月議会。多くの市議と市当局は「国が問題ないと言っている以上、白河の数値は問題ないと考えている」と言っていました。そのような中、「風評被害ではなく実害」と言う観点から発言することは覚悟の要ることでした。
 避難を選択した市民の憤りを私は感じております。現在、不安と恐怖の中で子どもを守るために必死に生活している方々の苦しみを感じております。
その方々の代弁者として、不当な圧力と闘う覚悟でおります。


 異論反論のある同僚市議へ
ぜひ、私のように新聞折込により活動報告することをお勧め致します。

 本来、市議は市政のチェック機関であり、特定の団体や町内会若しくは支援者個人への利益誘導のために報酬を得ているのではありません。



 さて、先週21日(金)は、福島県下市議会議員研修会がいわき市で行われました。





 基本的には、全議員が参加することになっており、私も参加させていただきました。





 この日は、「防災」についての講演が行われました。私の公約の一つは、「緊急時の情報ネットワークの確立」ですが、これは震災や原発事故などの時に、障害者や高齢者の避難が遅れないようにとの思いからです。原発事故の際、聴力の弱った一人暮らしの高齢者の方から連絡をいただきました。避難警報が聞こえないかもしれないという恐怖の声でした。そして、もし避難となれば車を所有しない者はどうすればいいのか?乗せて欲しい、声をかけてほしいという言葉をいただきました。同じ思いを持った方々もいらっしゃると思います。私も高度障害者の母の介護をしており、避難することは無理でした。避難は死を意味する場合もあります。このような体験から、「緊急時の情報ネットワークの確立」は絶対に必要だと考えております。

 22日(土)は、私が所属する防犯団体の会合及び昼食会が行われ参加しました。介護中のメンバー、介護を卒業したメンバーが集まり、介護の話題となりました。我々介護する者は、介護体験のない方々に理解されない苦しみを抱いていることがあります。個人で抱えるには荷が重いこともあり、当事者同士の会話がストレス解消につながることを感じました。このような、介護する者の集まりや息抜きの場を設けることも私の目標の一つです。

 今週月曜日から本日まで決算審査特別委員会が行われました。これについては、後日報告をさせていただきたいと思います。


チェルノブイリ移住基準から見た白河市の土壌汚染状況

2011年10月16日 18時49分01秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 現在、活動報告書「はってん」を作成中です。紙面が少ないために、四苦八苦しています。明日、印刷会社にデータ送信し、今月中に新聞折込したいのですが、まだ終わりません。
 この「はってん」は、政務調査費を使用せず自費で発行しています。


 「はってん」にも書く予定ですが、9月議会で白河市の土壌汚染についての質問を行いました。これは、文科省が発表した土壌調査結果に基づいての汚染状況ですが、調査場所が緯度と経度で表されています。これについて、文科省に電話で確認したところ「プライバシーに配慮して」という理由だそうです。汚染がひどい地域の方々のプライバシーということでしょうか。私には現実の汚染状況を当事者に知られたくないように思えました。今は便利な時代ですので、緯度と経度を入力すると詳細な住所を知ることができます。一つ一つ調べ、これを基に質問を行いました。

 その一部です。

文科省の土壌の核種分析結果 (土壌中の放射能量Cs134+137)

旧市内     空間線量   放射能量(Bq/㎡)

●白河市豊地    1.15   338、123   
●白河市大谷地A  0.95    75、422
●白河市大谷地B  1.11   236、681
●白河市手代町   0.58   286、944
●白河市新白河   0.65    91、230
●白河市五器洗   0.56    210、601
●白河市白坂地区  0.82   206、787

大信地域

●大信滑里川上   1.06    284、404
●関旗地区     1.32  321、028
●外面市営住宅   1.10  323、261
●赤仁田地区    1.10  385、124
●上田地区     0.80     61、775
●中新城      0.83     68、744



チェルノブイリでの避難基準と比較してみます。

チェルノブイリ被害者救済法に基づく避難基準

         (ロシア・ベラルーシ・ウクライナ、Cs137単位Bq/㎡)

●強制(義務的)移住ソーン     55.5万以上
●希望すれば移住が認められるゾーン 18.5~55.5万
●放射能管理が必要なゾーン      3.7万~18.5万
                 今中哲二京都大学助教論文より


 白河の土壌汚染では、セシウム134と137の合計値を書きましたが、チェルノブイリの避難基準はセシウム137だけです。これは、セシウム134の半減期が約2年のためらしいです。「はってん」には、セシウム137だけの数値を書くつもりです。

 さて、セシウム137の数値が、20万を超える地域が白河市にあります。また、中心部でも12.8万という高い数値の場所があります。この状況で、地元選挙区から大臣が出ているのに、道路の除染も行われない。対立政党の弱さが政権与党の甘えを生んでいるように思います。納得いかない政治に危機感を与える術を知らないまま、政治が堂々と我々に被曝を強いているという現実。我々県民は政治的に成熟しなければならないと考えます。この現状は、バカにされているとしか思えない。

白河市内幼稚園通学路で10マイクロシーベルトを超える放射線数値

2011年10月15日 14時43分14秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 2日前、白河市内幼稚園通学路の放射線数値について市民から陳情をいただきました。市内カトリック幼稚園の通学路雨樋下で、測定器の限界である9.99マイクロシーベルトを超える数値を測定したというものでした。これに関し、「市役所に陳情したが何もしてくれない。小さな子どもが毎日通う道であり心配です」という保護者からの陳情でした。

 昨日の午後、市役所で放射線測定器を借り、この場所の測定をしました。




 やはり、9.99マイクロシーベルトの限界値です。正確な数値を測定したいと県庁及び合同庁舎に電話をしましたが、納得いく対応ではありませんでした。この非常事態に行政機関が正確な測定をしない・できない、これが原発事故後半年以上が過ぎた福島県の現状です。

 さて、動く気配がないという市役所担当課に電話をし、生活環境課担当係長に現場に来ていただきました。担当係長が持参した測定器は10マイクロシーベルト以上の数値も測定できるそうです。





 10.6マイクロシーベルトの非常に高い数値を測定しました。

 市役所としては、土を削っても置き場がないので対応を検討したいとのことでした。昨日は金曜日であり、この時すでに3時頃でしたが、本日中の対応を強く求めました。

 その後、現場前の土地を所有する方に私から事情を説明しました。偶然ですが、以前より面識のある方であり、大変好意的に協力を申し出てくださいました。土納袋2個分ほどの汚染土の一時保管も了解をいただき、除染をすることができるようになりました。

 市役所に戻り対策を検討していた担当課に、市民の協力も得られるので除染をするようにと伝え、所用があったために一時その場を離れ、夕方家庭用高圧洗浄機を持ち現場に戻りました。土は削りとられ、水をかけた形跡もありましたが、これは市役所ではなく先ほどの地主さんが自ら行ったそうです。高圧洗浄機を市役所は購入しましたが、「使うほどの数値ではない」との判断だったそうです。




 地主さんが土を削った後の放射線数値は、6.597マイクロシーベルトでした。下がってはいますが、これでも非常に高い数値です。高圧洗浄機は市民のために、市民の税金で購入されたものです。使う使わないの判断基準など、次の議会で確認していきたいと思います。

 大変に協力的な地主さんより、水道と電気の提供をしていただくことができましたので、持参した家庭用高圧洗浄機で洗浄をしました。





 写真は、私です。ドイツのケルヒャーというメーカーの高圧洗浄機を使用しています。





 除染後は、2.948マイクロシーベルトの数値となりました。10.6から2.948まで下げることができました。高いのは一部だけですので、反対側を通るようにお願い致します。


 さて、「市役所は動かない」という批判をよくいただきますが、本当だと心から思います。この線量の上を子どもが通ると解った時点で、早急に何らかの対応をするのは当然のことですが、それが行われないのが白河市役所の現状です。市民が怒るのは当然です。市民の方々から、「除染の補助金はすぐに出ると思った」「新聞報道を見た時には、白河市独自の事業だと思ったが県の審査があるとは何だ」等の意見をいただきます。この除染の補助金に申請をしている町内会・PTA・NPOは、現在約40数団体と聞いています。市の予定は、約150団体だったようです。


 コメントありがとうございます。全部読ませていただいております。その中で、近所でゴミを燃やしているというものがありました。ゴミを燃やすのは基本的には消防法違反ですので消防署に連絡をしてください。また、外に出したままの薪については、現在は取り締まる方法がない上に、処分方法もないという状況です。処分方法については、一時仮置き場が決定しなければクリーンセンターでの焼却もできません。しかし、今の現状の中で、震災時に外に置かれたままであった薪を燃やすことは「迷惑行為」であると私も思います。この件について、市広報誌等での啓発を求めていきます。市が動かない場合には、1ミリの会で啓発ビラを作成することも検討していきたいと思います。人員が足りませんので、それをダウンロードすることができるようにし、皆さまにも協力をお願いするというような手法も検討したいと思います。

 市役所が動くのを待ってはいられない! 

我々が白河市を動かし、我々の手で市民を守りましょう


線量低減化活動支援事業説明会への参加報告

2011年10月05日 09時35分01秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 去る9月26日、市内町内会・PTA・NPO法人等に対する線量低減化活動支援事業説明会が白河市市民生活部主催で行われました。
 当日、約100名前後の関係者が出席し、事業の概要・除染作業・補助金の申請方法等の説明がありました。その後、質疑応答があり、町内会の関係者からは「除染事業の補助を受けるためには草刈りだけではだめであり、一部汚染土壌の除去が必要との説明がありました。そして汚染土壌の仮置き場を確保しなければならないとなっています。それでは町内会で汚染された土壌をいつまで保管しておくのか、市の仮置き場はいつできるのか。」との問いに「現在、市の仮置き場について、確保に向けて検討中です。」との市側の返答。それに対し「市の仮置き場の見通しも無しに、各団体に対してだけ仮置き場を要求するのはおかしいのではないか」との声もでました。そして、この時点で参加申し込みの取り止めを希望する町内会もありました。その他に「補助は一年だけなのか」や「各団体ごとに高圧洗浄機などの備品を購入するのは無駄ではないのか」など多くの意見、要望が出されました。

 「汚染土の仮置き場」という問題があるために不参加を決定した町内もあると聞きます。これは当然のことだと思います。また、土を削る作業をしなければ参加を認めないという考え方自体が、何の落ち度もない市民に無料奉仕をさせる行政のとるべき態度ではない。国は県に、県は市に、市は町内会に、皆が下に下にと責任を押し付け合っているようにしか見えません。そして、結果として迷惑をするのは、福島県民であり白河市民です。

 早急に、国有林及び県所有の土地を汚染土の仮置き場とするべきだと考えます。

 個人が自宅の土地を除染した場合、庭の片隅を仮置き場としなければならない状況となっています。しかし、何万坪もあるわけではないので、すぐ目の前に汚染土を置かなければなりません。近寄れば、空間線量は高いわけですので、被曝します。となれば、国、県、市は我々に被曝を強制していることになります。早急に仮置き場を決めなければ、この被曝は続く。すぐに、仮置き場を決め、市民を被曝から守る必要がある。この姿勢が感じられないことに憤りを感じます。

 これからの季節、枯葉が大量に落ちてきます。これが集まれば高い放射線数値となりますが、現在は草や落ち葉、木の枝などを焼却することができません。クリーンセンターでは、高濃度の焼却灰の置き場がなく、これらの焼却をストップしています。

 国は、早急に汚染土の仮置き場を決め、福島県民を被曝から守る必要がある。

それができない民主党なら、さっさと政権交代するべきだと私は思います。


 現在、議会報告「はってん」を作成しております。今月中に新聞折込で発行したいと考えています。