高齢者の死去や施設入所により、飼育放棄されるペットがいます。大問題です。
昔は、『自分が先に死んだらペットが可哀想だから飼わない』という人が多かったと思います。
ところが最近は違います。
『自分が幸せならいい』
と考える高齢者が増えています。これは本当に迷惑です。殺処分されても、かまわないと考えるとすれば、家畜同様に考えていることになります。
このような方々により、ボランティアは本当に大変な状況に陥っています!
写真の犬は、飼い主が亡くなった後も無人の家に番犬として繋がれていました。世話していた遺族が世話できなくなりました。
病院に行ったことは一度もない様子。
登録と狂犬病ワクチンもしてない?
今の時代、新しい飼い主を募集する前に、外部内部寄生虫駆除、混合ワクチン、フィラリア検査、血液検査、避妊手術をしなければなりません。
この犬は、背中に小さな腫瘍があります。良性か悪性か、ハッキリさせなければなりません。
この医療費は、誰が払うのですか?
遺族には、病院に行ってくださいと申し上げましたが、待っても待っても行かないため、行く気がないと判断しました。
現在、ボランティア団体から全国の方々に医療費カンパを募っています。
一頭の命は重いものです。このような現実がありますので、高齢者の安易なペット飼育には反対です。もちろん、遺族が間違いなく引取るのであれば別ですが。
私は、高齢になったら、昆虫を友にします。
また、人に迷惑をかけない努力をして、元気なうちは、人を助けるボランティアをします。
『高齢者福祉だ!寂しいから飼いたい!』
そのようなことを言う方が育てたお子さんは、まず親のペットを引取らないでしょう。