無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

議員活動報告書「はってん」発行延期のお知らせ

2012年01月31日 07時06分02秒 | 自費発行「はってん」
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 政務調査費の廃止を訴え続けて5年目となりますが、残念ながら、この緊急時においても「請求しない(使わない)」という選択をしているのは私一人です。今も視察旅行が行われています。
 この政務調査費は、例えば先日私が議員会館へ行った時の交通費や、審査会へ行った時の交通費などにも使用することができます。その他、講習会や勉強会にも使用できますが、実際には視察旅行という名目で使用されることが多いのが現状です。また、最近ではガイガーカウンターを購入する議員もいるようです。

 今後も大竹功一は、政務調査費を使用せず、自費活動を続けていきます。

 さて、政務調査費を使用せず、自費発行している活動報告書「はってん」ですが、1月中の発行ができず、2月中旬(予定)となることを報告させていただきます(新聞折込発行)。楽しみにしていただいている市役所の皆様、もう少しお待ちください。報告したいことが多く、紙面は少なく、編集の変更に次ぐ変更により、印刷に出すまでに至っておりません。印刷費削減のため、完全入稿しておりますが、素人ですので時間がかかります。しかし、回数を重ねるたびに熟練していく感触があり、費用は大変ですが、発行することには大きな意義を感じております。

 ただ、最近では新聞を購読しない若者も多いようです。また、失業などの経済的状況により購読を中止する人もいると聞きます。広く多くの方々に声を伝えるには、インターネットは最高のツールであると思います。今後もブログ・ツイッターでの活動報告を続けていきたいと思います。

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白河市、2月1日よりホットスポット除染受付開始

2012年01月29日 20時29分33秒 | 福島原発事故 放射能汚染
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白河市では、2月1日より、個人宅のホットスポットの除染を行います。 白河市民の居住する住宅の空間放射線数量が、1マイクロシーベルト(地表1メートル)を超える場合、市が測定を行い、これが認められれば市が除染を行います。ただ、除染した土に関しては、申し込んだ市民の敷地内に保管していただくことになるようです。
 
白河市除染予約専用電話 0248-22-0606
        
      (祝日を除いた月~金・午前9時~午後5時)
福島民報新聞記事より

◎学者や医者によって設立された「市民と科学者の内部被曝問題研究会」は、27日東京で記者会見を行い、政府への提言を発表した。その中には、「年間1ミリシーベルト以上の被ばくが見込まれる地域の子どもを集団疎開させたり、妊産婦や病人を安全な地域に移したりすることを求める」提言もあったとの発表。詳しくは時事ドットコムを。

警戒区域の犬猫の持ち出しが、一時帰宅3巡回目となる1月29日~可能となるようです。ただ、乗用車での立ち入りが条件となり、原則犬と猫のみ。他人のペットと死骸は持ち出し禁止とのこと。
 先日の審査会での首長の話では、痩せこけた動物がうろつき、道に倒れ死んだ牛を豚が食べているそうです。まるで地獄絵。これが、原発事故の現実です。我々白河市民も、100キロ圏内避難指示が出されたらと思うと他人事ではありません。

 本日、日本テレビ系で深夜0時50分より「放射線を浴びたX年後」という番組が放映されます。これは、1954年太平洋のビキニ環礁で米国が実施した水爆実験により被曝した第五福竜丸乗組員のその後を取材した番組だそうですが、乗組員の多くが50~60歳でがんにより死亡していたとか。この番組、見たいと思います。
 
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現場を知らない審査会の線引きにより分断され心をズタズタにされる福島県民

2012年01月28日 23時29分23秒 | 福島原発事故 放射能汚染
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2012年01月27日(金)、郡山市で行われた第21回原子力損害賠償紛争審査会を傍聴しました。短い動画ですが、宜しければご覧ください。まずは、審査会が始まったところ、文部科学副大臣の挨拶です。報道陣の後ろにいたために、なかなか割りこめず、最初は報道陣を撮影していますが、この審査会の雰囲気をお伝えできると思います。

2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会傍聴 ?


審査会には、佐藤雄平県知事と警戒・計画的避難各区域十二市町村の首長らが参加。その中で、南相馬市の桜井市長の説明の一部の動画です。大変に衝撃的な内容でした。

2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会?


最後は、福島県知事が登場しました。
2012年01月27日(金)、第21回原子力損害賠償紛争審査会傍聴 ?


 南相馬市の桜井市長の説明の中で、「14日、市役所に自衛隊が入り、100キロ避難指示を出したために、役所は崩壊状態となった」という言葉に驚きました。これを政府は認めていないようですが、では何を根拠に自衛隊は100キロ離れるように言ったのか?100キロ避難が必要となれば、白河市民も無関係ではなかった。この事実について、政府を追及しなければならないと思います。また、南相馬市が国と連絡をとったのは17日。この間、20キロ圏内に避難指示が出されたが、南相馬市には指示がなかったし、はずされていたそうです。このような中で、桜井市長は独自にリーダーシップを発揮されました。緊急時、国や県に無視され孤立した場合、このような独自判断ができなければ、市民を危険に陥れることになります。南相馬市は、市民を救うために弁護団を準備するそうですが、このような姿勢は重要ではないかと私個人は考えます。
 もう一つ、桜井市長の言葉で印象的だったのは、「今、自治体がメルトダウン状態」という職員の精神状態を表現したものです。南相馬市では、職員110人が早期辞職をしたそうです。津波に襲われ、11日の夜「助けて!」という声により7名の命を消防団が救ったそうですが、その後の原発事故により捜索が困難となりました。捜索ができないという苦悩、その後悔の念が、今も市民を苦しめていることを知りました。

 飯館村の菅野村長の「人の心が荒廃している」という言葉が印象的でした。説明の最後には、「道路に金をかけている時代ではない。人の心に寄り添うこと、除染にお金を使ってほしい」は、放射能汚染に苦しむ福島県民の多くの心の叫びを代弁しているようでした。

 他、各首長の説明を傍聴して感じたことは、
*福島全域が、審査会の現場無視の机上の線引きにより分断され、住民の心までもがズタズタに分断されてしまった。市の中での分断は、市民間に不公平感を生んでいる。田村市長は「お金によって絆が分断されている」という表現をされていました。
*避難先で仕事を見つけ働く者には、10万円が支払われず、避難者の労働意欲が損なわれる結果となっている。
*多くが大家族であったが、仮設住宅は狭いので、2世帯3世帯に分かれ住むことになり、家族の絆も分断されている。
*東電は、審査会の中間指針を逃げ口上としている。
*審査会の交通事故を参考に指針を決めるやり方への不満
*審査会の存在意義

ある首長から、「大人8万、子ども40万(賠償金)」とした根拠は?という質問がありましたが、審査会能見会長は、「原子力の専門家ではない。低線量放射線の影響、被曝の影響は証明されていないが、安全とはいえない。子どもと妊婦は影響を受けやすいので40万円。受けない・わからない、専門家の意見がある。広い範囲が対象となるので、子どもと妊婦以外は8万とした。線量の高いところがあれば、対象となる可能性もある。」というような、曖昧な表現での返答がありました。これは、初めに予算があり、その分配機関となっているように思えます。このような判断が、いくつもの苦しみを抱える福島県民の心をズタズタにしていることも知らずに!

 今回、この審査会を傍聴し、このような現場を知らない、見たこともない方々により、重要なことが決定されていくことに大きな疑問を感じました。南相馬市長は「一度でもいいから警戒区域に来てください」と審査会に言いましたが、私も同意見です。机上でコンパスを引くことが、人の心を分断し荒廃させる現実を、学者の方々に知っていただきたい。

 今回の審査会は、能見会長以外のメンバーは、一度も質問や説明をしませんでした。これも不思議でした。審査会の存在自体に問題があると思います。

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1月27日、第21回原子力損害賠償紛争審査会傍聴 in 郡山

2012年01月27日 22時23分15秒 | 福島原発事故 放射能汚染
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本日27日(金曜)、郡山市のホテルハマツにて午前11時から午後4時過ぎまで、21回原子力損害賠償紛争審査会が行われ、傍聴してきました。

 東京以外での開催は初めてということです。事前にメールでの申し込みをし、25日に傍聴できることがわかりました。受付では、いただいたメールのコピーと身分証を提示します。ちょっとナーバスになっている印象がありましたが、傍聴者は約50人と少なく、大変に静かでした。




 写真は、開始前の場内です。中央奥に審査会と各首長及び文科省職員の席があり、写真の左側は「カメラ席」となっており、テレビ局等の方々が撮影をしていました。



 撮影は禁止かと思いましたが、受付で確認するとカメラ席でならOKということで、報道陣が並ぶカメラ席で写真と動画の撮影をしました。
 

 今日は、20キロ圏内の警戒区域と計画的避難区域内の首長、佐藤県知事が現状について審査会に説明を行いました。 



 写真は、南相馬市の桜井市長です。5分ほどの動画を撮影しましたので、明日にはアップしたいと思います。お話の最初は、朝日新聞連載「プロメテウスの罠」の冒頭に登場する『防護服の男』のことでした。事故後、南相馬市役所に、自衛隊の男性が来て、「100キロ以上逃げるように」と言ったそうです。この時、国は福島原発の危険性を認識していたことになります。この他、現在の深刻な状況等について説明がありました。中でも、今でも毎朝、津波で行方不明となった家族の捜索をしている市民がいるという話に、心を打たれました。他の首長の話にもありましたが、津波の後に襲った原発事故により、救えたかもしれない命を見殺しにし避難した可能性もあるのです。残された家族の心の傷は、あまりにも深く、癒える日がくるのかもわかりません。東電と政府は、このような精神的苦痛を軽く見すぎている。もし、津波の後に、生きて助けを待った人がいたとしたなら、どんな思いで助けを待ったことか。その家族の苦しみを想像し、賠償をしなければなりません。

原発事故がなければ、助かったかもしれない。



 飯館村の菅野村長です。飯館の方々の苦悩について語られました。年間50ミリシーベルトを超える地域もある飯館の苦悩と、新聞等で発表される政府の除染計画とは、あまりにもギャップがあります。やはり、避難を余儀なくされた方々の声は、生々しく、その苦悩は我々の想像を超えています。
 


 最後に、福島県知事が登場し、福島県の被害状況等について説明をしました。添付資料には人口減の資料等がありました。今の福島の問題の一つは、「人口減」ということでしょう。その他、特に心に残ることはありませんでした。

 県南と同じように、線引きにより分断され、苦しんでいる自治体があります。同じ市の中での分断もあり、市民間に不公平感を生んでいるそうです。また、各首長の審査会への疑問も多いと感じました。
 審査会内容をメモしたものを本日整理し、動画と共に、明日アップしたいと思います。次回の審査会は、2月9日だそうです。


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参議院議員会館と経産省テントひろば「ふくしまの女たち」

2012年01月26日 23時08分36秒 | 福島原発事故 放射能汚染
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 本日(26日)、東京へ行ってきました。所用があり、到着したのは午後。すぐに参議院議員会館へ向かいました。



 まず、参議院議員会館の入り口前で放射線数値を測定すると、0.093マイクロシーベルトという意外に高い数値でした。東京も汚染されているようです。その後、会館の1Fで厳しいセキュリティチェックを受けます。空港などと同じような持ち物検査ですが、金属物探知機をくぐったガイガーカウンターが急激に上昇しました。建物内は0.05程度でしたが、探知機をぐぐった直後は0.13になっていました。金属探知機は放射線を発していることになりますが、それでも微量の0.13程度であれば、空間1マイクロに住む人たちの健康はどうなるのか?不安に思うのは当然です。

 まずは、長年お付き合いをさせていただいている荒井広幸参議院議員の部屋に要望書を持って伺いました。



 突然の訪問でしたので、他の場所で会議中ということでしたが、わざわざ戻ってきてくださいました。



 次の予定までの時間、国会で使用するボードで説明をいただきました。野党(民主党以外の政党)提出法案により、応急基金を使い、福島県の対象外の方々を救済できるように作った法案だが、民主党の反対があった。それに伴い、福島県が条例を早急に整備していなかったために、現在も救済されないでいる。やっと、つい最近になり福島県も整備に動いている様子である。という内容の説明をいただきました。荒井先生は、早稲田大学で客員教授をされていたこともあり、大変わかり易い説明でした。また、子どもと妊婦を救済する法案の準備をしているとのお話でした。

 

 私の訪問後、荒井先生と同じく、この「子どもと妊婦を救済する法案」に力を入れている川田龍平参議院議員との会議があるとのことで、その前に一緒に写真を撮らせていただきました。お忙しい中、ありがとうございました。



 川田龍平議員は、薬害エイズの被害者として初めて実名を出して被害を訴えた人です。「命を守る」ということに力を入れる議員のお一人であると思います。



 自民党森雅子参議院議員にも要望書をお渡ししました。議員は留守でしたが、秘書の田原さんが現在森議員が力を入れている子どもの健康を守るための施策について説明をしてくださいました。白河の現状を説明するとともに、問題の解決へ向け、ご尽力いただけるように要望をしてきました。お忙しい中、ありがとうございました。



 民主党の増子輝彦参議院議員の部屋にもお邪魔しました。出掛ける直前とのことでしたが、写真を撮らせていただきました。お忙しい中、ありがとうございました。



 民主党の金子恵美参議院議員の部屋もお邪魔しました。事前アポなしの訪問でしたが、写真まで撮らせていただきました。本当にありがとうございました。

 この他、小熊慎二参議院議員、岩城光英参議院議員の部屋にもお邪魔し、秘書の方に要望書をお渡ししました。皆様、突然の訪問にも関わらず、親切な応対をしていただき、本当にありがとうございました。

 私の訪問で事態が前進するとは思えませんが、少しでもアクションを起こし、皆様の思いを伝えていきたいと思います。
 
 その後、経済産業省前で行われている「ふくしまの女たち」のテントひろばに行きました。物々しい雰囲気かと思いましたが、静かな官庁街の中に、静かに小さなテントがありました。皆さん、温和な方々ばかりで、動画で見た物々しさとは別世界です。関東の方々、福島県の方々、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
 この抗議テントは、経産省から立退きを迫られているそうです。期限は明日。昨日、経産省に電話で確認した際には、期限は設けていないとのことでしたが、書面に期限が記載されているようです。 「ふくしまの女たち」主催者の方に、3月のイベントチラシをいただきました。今度、紹介させていただきます。福島の地から応援させていただきます。

2012.01.26,経産省前テントひろば


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