松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆自治基本条例のつくり方(ぎょうせい)三刷となった

2010-11-02 | 1.研究活動
(2010年11月)
 自治基本条例のつくり方が三刷になったと、ぎょうせいの荒又さんから連絡があった。ありがたいことである。自治体関係の本は、平成の大合併でマーケットが急速に小さくなったため、増刷は容易ではなくなった。かつては3300あった自治体が1700に半減してしまったのである。つまり初版の2000すら、容易にカバーできない。私たちは、その分、本を書きにくくなっているが、私たちよりも、出版社のほうが大変だろう。「ぎょうせい」をはじめ、たくさんの編集者の人たちと仕事をするが、その厳しさの中で、みな頑張っている。私の書く本は、大して売れずに、回転資金の足しになるくらいに過ぎないが、自治を創る一助になればと思う。
 この11月中旬には、学陽書房(村上さん担当)の『図解 地方自治はやわかり』がでて、3月には、「志は高く収入は低く」の萌書房・白石さんのところから『議会の政策条例』を出さなければいけない。そのあとは、連載中の『市民協働立法のつくり方・実践編』(ぎょうせい)という約束であるが、これは鬼が笑ってしまうだろう。

(2008年1月 記)
 全国で自治基本条例がつくられているが、その参考につかわれているのだろう。条例づくりの真髄は、条文づくりではなく仕組みづくりであるから、条例の必要性をしっかりと議論して、それを文章化する際に参考にしてもらいたい。
 昨日の流山市の会議では、市民自治から議論となった。なぜ市民自治から始めるのか、市民の人たちが明確に言ってくれた。市民自治を柱にPIの成果が加味されることで、説得力のある条例になると思う。
 
(2007年6月 記)
 協働社会をつくる条例の続編である。ただし、この本では、私の主張をやや前面に出した。新しい公共論を基本に、政府・議会による自治と市民・NPOによる自治という構成である。自治基本条例づくりでは、市民参加がデュープロセスになっているから、こうした市民を意識して書いたものである。
 内容的には、「野球は9人でやる」といった話がでてきて読み物風の体裁である。それらしい研究書が書けなくなってしまったが、21世紀の自治は、政策主体としての市民づくりができるかどうかで決まるから、微力ながら、その一翼を担うということで、よしとしよう。
 先週、ぎょうせいの長尾さんと浜中さんと発刊・販売キックオフ食事会をした。多くの市民に受け入れられるよう、私もPRをしていきたい。

www.gyosei.co.jp/home/books/book_detail.html?gc=5107177-00-000


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1 コメント

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購入させていただきました (はじめの一歩)
2008-01-26 23:03:35
基礎体力作りのメニューの一つとして、読みはじめました。また、庁内の広報紙に政策法務の原稿を書く予定になっていますので参考書としても使わせていただきます。
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