一宮市で自治基本条例が制定された。今回は、その意味を中心に話をした。
自治基本条例は、地方自治の文化を創るものである。単なる条例・条例づくりではない。文化運動であるから、その主体である市民がまさに主体的にかかわることが前提で、それゆえ、その成果は、一朝一夕にできるものでもない。その創りあげる過程がまず重要となる。
一宮市では、市民が原案を作り、それをたたき台に市民、議会、行政の三者が参加して条例の素案を作っていった。一宮市二段ロケット方式といっているが、これは実は簡単なことではない。互いに主張し、議論し、そして妥協して、決定していくのである。民主主義の基本であるが、実はこれまで、これができてこなかった。自治基本条例づくりで、この民主主義を実践しようというのが、このプロジェクトの大きな狙いである。
今回、この制定プロセスを再度振り返ってみたが、これをひとつの例に、あるときは、大いに参考にし、あるときは、乗り越えるべき素材として活用して欲しいと思う。
今回の制定で大きな意味を持つのが、議員さんが、検討過程から入ったことである。今日の議員は、行政のチェック機能にとどまらず、自治の共同経営者としての機能が期待されている。事前審査がどうなどといっていると取り残されてしまう。チェック機能を果たしつつ、自治の経営者としてかかわるルールや仕組みは確立していないが、今回のケースを参考に、一宮ならではの通則を導き出してもらいたいと思う。繰り返しになるが、議員さんが入って検討したという意味は、決して小さくない。
この条例の成果が顕著になるのは、10年後であるが、そのとき、10年後と2年前を比較すると、大きな違いが見えるはずである。楽しみである。
以後のバトンは、一宮の市民、議員、行政に手渡された。さまざまなところで、さまざまな人たちが、評論家や傍観者としてでなく当事者として、この条例の内実を積み上げる取り組みに取り掛かることになるのだろう。大いにを期待している。みんなで頑張ってほしい。
自治基本条例は、地方自治の文化を創るものである。単なる条例・条例づくりではない。文化運動であるから、その主体である市民がまさに主体的にかかわることが前提で、それゆえ、その成果は、一朝一夕にできるものでもない。その創りあげる過程がまず重要となる。
一宮市では、市民が原案を作り、それをたたき台に市民、議会、行政の三者が参加して条例の素案を作っていった。一宮市二段ロケット方式といっているが、これは実は簡単なことではない。互いに主張し、議論し、そして妥協して、決定していくのである。民主主義の基本であるが、実はこれまで、これができてこなかった。自治基本条例づくりで、この民主主義を実践しようというのが、このプロジェクトの大きな狙いである。
今回、この制定プロセスを再度振り返ってみたが、これをひとつの例に、あるときは、大いに参考にし、あるときは、乗り越えるべき素材として活用して欲しいと思う。
今回の制定で大きな意味を持つのが、議員さんが、検討過程から入ったことである。今日の議員は、行政のチェック機能にとどまらず、自治の共同経営者としての機能が期待されている。事前審査がどうなどといっていると取り残されてしまう。チェック機能を果たしつつ、自治の経営者としてかかわるルールや仕組みは確立していないが、今回のケースを参考に、一宮ならではの通則を導き出してもらいたいと思う。繰り返しになるが、議員さんが入って検討したという意味は、決して小さくない。
この条例の成果が顕著になるのは、10年後であるが、そのとき、10年後と2年前を比較すると、大きな違いが見えるはずである。楽しみである。
以後のバトンは、一宮の市民、議員、行政に手渡された。さまざまなところで、さまざまな人たちが、評論家や傍観者としてでなく当事者として、この条例の内実を積み上げる取り組みに取り掛かることになるのだろう。大いにを期待している。みんなで頑張ってほしい。