松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆『熟議の市民参加-ドイツの新たな試みから学ぶこと』(萌書房)

2013-10-17 | 1.研究活動
 『熟議の市民参加-ドイツの新たな試みから学ぶこと』(萌書房)が発刊された。

 この本は、平成23年度マッセOSAKA海外派遣研修グループとの共著になる。大阪府下の自治体職員の人たちと手分けして書いたが、その手を抜かない執筆態度は、さすが自治体職員である。市民力ライブラリーとしては第5弾になる。

 この本の魅力は、第2部の「市民参加先進国ドイツの試みから」である。ドイツの試みを実際に現場に行って、話を聞き、この目でみたうえで、そして、日本に戻ってさらに調べて書いた。住民投票、社会都市プログラム、未来工房、市民予算、プラーヌンクスツェレが紹介されているが、それぞれ臨場感がある。

 あとは、どれだけ読まれるかである。日本経営協会に今年入った準ゼミ員のSさんは、年内に企画を出さなければいけないということで、この本を活用した研修を企画中とのことである。うまくまとまるといいと思う。いずれにしても、少しずつ地道に紹介していくしかないであろう。

 ちなみに出版元の萌書房は、きざす書房と読む。もえ書房ではない。奈良の大柳生にあり、哲学書が専門である。大阪国際大学の時から一緒に本づくりをしている。社長の白石さんのモットーは、「志は高く、収入は低く」とのことである。

 ともかく、メンバーのみなさん、ごくろうさんでした。いい本になりましたね。
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