安房地区の初任者研修(地方自治制度)に参加した。
これは館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町職員の合同研修である。地方公務員法の基礎を学び、地方自治制度の根本を学ぶものである。
今回は、はじめにアイスブレイキングで、それぞれの自治体の20年後を考えてみた。改めて数字にしてみると、人口減少は著しく、高齢化率も50%近くまで上昇するという厳しいものである。こうした未来を踏まえて、自治体職員のあり方を考えた。
参加者は、入庁2年目、3年目の職員ということで、これら市町の未来を担う若者である。そこで、講義は、地方自治法や地方公務員法の基本を踏まえて、次世代を担う自治体職員とは何かという点に力点を置いた。彼ら若手職員の後押しができれば何よりである。今回の講義を受けて、大いに奮闘してもらいたいと思う。
この研修は、2日間であるが、いつも会場の館山には泊まらず、毎朝、なじみの東京湾フェリーで通うことにしている。ゴルフ客しかいない船内は、何か観光気分で、通勤とは違った気分で楽しくなる。
海の様子も毎日違う。初日は、霧にかすむ浦賀水道、2日目は、船がひしめく浦賀水道だった。浜金谷・久里浜間は、東京湾を出入りする航路を突っ切るため、船と船の間をすり抜けるように通るが、特に船が混雑したこの日はスリル満点だった。