松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★地域協働の市民講演会(東広島市)

2011-11-21 | 2.講演会・研修会
 東広島市で、地域協働の講演会を行った。野球は9人でやるという演題だった。
 月曜日の午後からであるが、たくさんの市民が集まった。事務局の人たちが折に触れて声をかけてくれたためであろう。
 講演は、これからの地域づくりでは、行政、議会、市民の協働が必要という話をした。大事な点は、このまま放置しておくと、私たちの社会はじり貧に陥っていき、その時になって、あわてて取り組んでも手遅れになってしまうだろうということである。私たちの社会の強みは、協働社会なので、その強みを活かし、補強するところは補強して、次の子どもたちの世代に、希望をつなぐのが、私たち世代の役割だと思う。そんな話をした。むろん簡単にはいかないことではあるが、一つひとつ地道に取り組んでいくしかないであろう。講演会の後半には、市民の方の発表があった。楽しくまちづくりをやっているという話で、共感を覚えた。ただ、市民の一方的な発表だけでは、思いが十分に伝わらなかったのではないかと考えて、飛び入りで舞台に上がり、掛け合いで、思いを語ってもらった。予定外であるが、良かったと思う。
 実は、この日の午前中には、市役所幹部職員向けに協働の話をした。総務部でも協働があるという話で、最後の質問コーナーで、司会の方から、総務部長があてられたのは面白かった。
 東広島市の代表的な町は、西条である。言わずと知れた日本酒の故郷で、酒蔵の煙突が並び、風情にある街並みが残っている。午前の部の終了後、副市長さんや部長さんたちの案内で、酒蔵通りを歩くことができた。私の同世代の人たちで、気楽な散策ができた。ただ、私は横浜市にいたら、到底、部長にはなれなかったろうから、いわば上司の人たちに案内されたわけである。
 講演会終了後は、今回の企画を行った地域政策課の職員の皆さんに国分寺跡を案内してもらった。かつて国分寺があったということであるから、東広島市の位置関係がよく分かるというものである。案内をしてくれたMさんは、歴史薀蓄(おたく?)がものすごく、立て板に水の解説で、大変よく分かった。いつもならボランティアガイドを頼むが、ただでガイドを頼めたということである。東広島市へ視察に行ったら、ぜひMさんに頼むとよいと思う。
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