松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆協働のまちづくり(赤磐市)

2017-02-26 | 1.研究活動
 旧知のYさんのお誘いで、岡山県赤磐市で協働のまちづくりを考えた。

 岡山県赤磐市は、岡山市の隣、人口43,000人のまちである。岡山市に近いこともあって、ベットタウンとして発展してきた。しかし、最近は、人口も頭を打って、減少に転じている。大きな団地が2つあるが、今後、急速な高齢化が進むことになる。この日も、地域活動やボランティア活動のリーダーの人たちとお話をしたが、担い手の高齢化や後に続く人が乏しい中で、人口減少と高齢化は、まちづくりにボディブローのように効いているようだ。

 赤磐市の人口動態を見ると、特徴的なのは、まず10代、20代は大幅な転出超過。これは地方都市によくある姿である。他方、30代と10代以下の子どもは、転入超過になっている。赤磐市に住まいを求め、引っ越してくる人が多いということとである。この辺りは、気候も温和で、災害も少ない。住みやすいまちだからである。こうした人口動態から言えることは、ポイントは、赤磐市から転出した若者をどうやってまちに引き戻すのか、あるいは30代の人たちに、どうやって、まちに愛着を持ってもらい、まちづくりに参加してもらうかで、ここが協働のまちづくりの急所になる。

 こうしたなかで赤磐市が注目しているのは、愛知県新城市の若者政策である。若者は、次の時代の担い手であり、また若者は、負担を背負っていく立場であるが、その若者が、まちづくりの当事者として、居場所と出番がつくられなければ、まちが持続するはずがない。いわれてみれば、当たり前のことであるが、しかし、それを政策にするのは難しい。それなのに、なぜ新城市ができたのか、その秘訣を聞きたい、あるいは、それを聞いて、赤磐市の活性化のヒントを見つけたいということだった。

 そんなことで、いつも新城市のHPはチェックしているそうで、この前、「若者会議があったんですね」などと、私より詳しかった。来年度、早々は、新城市に、勉強に行くとのことだった。

 この日は、行きは新幹線で行った。岡山まではちょうど3時間である。論文を読んで、パソコンを打って、一寝入りすると、岡山である。私はジパングの3割引きの世代なので、どこでも安く気楽に行ける。帰りは、飛行機で帰った。岡山空港は山の中で、飛行場までちょっとあるが、離陸すれば羽田まで1時間。今回は、貯まったマイルを使ってみた。ポイントやマイルは、貯まるが、いつも使い忘れて期限切れにしまうが、今回は、調べてみて使ってみた。無料で帰ることができた。これはいい。さらに、気楽に行くことができる。

 追伸 赤磐市の市制10周年を記念して、映画がつくられた。「種まく旅人~夢のつぎ木~」で、主演は高梨臨さんである。連れ合いが、結婚前は高梨といったので(本人は、先祖は、信州の豪族で、世が世なら・・・といっているが、本当だろうか)、その高梨つながりで、我が家は高梨臨さんファンである。市民部長さんのお話では、実際、役場で撮影があったそうで、エキストラでも出たらしい(臨ちゃんは、とってもかわいかったとのことである。
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