松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆いけだウォンバット塾に参加する(池田市)

2015-08-10 | 1.研究活動

  池田市では、平成26年4月より従来の職員研修に加え、近隣都市職員や地域住民などに受講枠を設けた「いけだウォンバット塾」を開催している。名前の由来は、池田市の五月山動物園に、ウォンバットが飼育されていることに由来するようだ(ちゃんと聞かなかったので推測)。このウォンバット塾で話をした。

 この塾は、池田市からマッセ大阪に出向した上浦さんが、そのままマッセに転籍し、定年を迎えて、また池田市に戻り、始めた研修会である。地域住民や近隣自治体職員も参加できる研修会で、いわば研究の協働版である。上浦さんとは、マッセで一緒に研究会をやったり、コーディネートをしてもらった。上浦さんの人なりが出ている研修会である。

 今回のテーマは、地域分権である。池田市は、平成18年から、地域への分権を推進する条例を制定して、小学校区ごとに地域協議会を設置し、市民税の1%分について、地域からの予算要求(提案)ができる制度をつくっている。先駆的な実践で、それゆえNOMAの研修会にも来てもらったことがある。

 池田市の地域分権を進める組織としてIBSがある。池田市(I)の分権(B)を進める(S)会の略称だと思う(これも確認していないので推測)。この組織をリードしている、これも旧知の岩城さんから、詳細な中間報告をいただいたが、大いに参考になる。岩城さんの弁では、この制度のキモは、地域サポーター職員ということであった。なるほど。

 川西市からは、これも旧知の畑中さんが報告された。川西市の地域分権は、地域に一括交付金を渡すものである(これに対して池田市は提案型)。いやも応もなく地域で課題を抽出し、実践しなければいけないパターンである。どちらが優れているかは、地域ごとの事情や力量次第であるが、目が離せないことは間違いない。

 この日は、お盆の初めで、新幹線の指定席は満席。私は、新幹線には、何百回と乗っているが、これまで指定席を取ったことがほとんどない。指定席券をケチるためというよりも、実は自由席のほうが空いている場合が多いからである。ビジネスマンは大阪まで立ち席では嫌だから指定席を取るし、帰省客も座りたいために指定席を取るからである。この日も、指定席の混雑をしり目に、愛用の自由席は、ご覧のとおりがらがら。いつものように3人席の真ん中に、ゆったり座り、気分はグランクラスだった。

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