松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働研修(西東京市)

2012-02-14 | 2.講演会・研修会
 バレンタインデーであったが、「協働とは何か」の研修会に出かけた。
 西東京市といえば、市民参加条例で有名である。東京近郊という土地柄もあって、市民協働にも先進的に取り組んでいる町である。しかし、そのまちでも、なぜ協働をするのか、手間ばかりかかってしょうがないといった意見が職員に根強くあり、そこで、私の協働の話となった。
 私の話は、協働を理論的に説明するものではなく、体験的な話を縦軸に、そこに協働の事例を絡めるものなので、気楽な話である。話す私のほうは、別の話に脱線しないように気を付けながら話をするのが注意点である。
 何度も書いているが、私にとっての協働の出自は、「市民も公共を担う」ということである。それに「協働」という言葉を当てたのは、失敗だったという話になり、逆に最近では、「協働」という用語が独り歩きして、その言葉のほうから内容を決める風潮があり、問題の本質を見失うという話になった。皆さん、熱心に聞いてくれたが、何人かは、共感してくれたようで、大きくうなずきながら聞いていた(ついでに余計なことであるが、司会の方(職員課の係長さん)が、美人でアナウンサーのようだった)。
 私にとっては、協働体験は1992年のリサイクル条例からであるから、したがって、協働研修では、そこから話を始めることになるため、その前の特命係長や、騒音課の話といった、一番、面白い話は省略となってしまう。今回も省略。この話は、別の機会があれば(政策法務研修では、最初に役所に入ったところから話をする)聞いてほしい。
 西東京市は、保谷市と田無市が合併してできたまちである。前の庁舎をそのまま使っており、今回の研修は保谷の庁舎であった(市長さんや議員さんは田無のほうにいるらしい)。保谷は、池袋から20分くらいの近さであるが、道のうねりや町並みは、もとは都市近郊の農村であったことを彷彿させる。都市基盤としては改良の余地があるかもしれないが、私とすると、ちょっといい感じと思ったことを書き残しておこう。
 今回のお土産は、西東京名物・かりんとう。売れ筋とおすすめの二種類を買った。午後、大学(午後から、マーガレットホールで区民会議)に行くので、事務局へのお土産と考えたからである(実は、二つともあげてしまったので、私は食べていない。3つにすればよかった)。どちらにしても、かりんとうなので、西東京市に与えた経済効果は、きわめて少なかった。
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