松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆熟議の市長選㉕論点整理の必要性(三浦半島)

2017-07-31 | 1.研究活動
 新城市の市長選挙立候補予定者による3者準備会の設立まで、もう一息であるが、産みの苦しみにあっている。

 白井さんが、まめにブログで経過を報告してくれるので、遠く、離れていても、動きがよくわかる。

 1.まず、メールを出しても、返事をくれない山本さんに対して、白井さんは、(業を煮やして?)山本さんが出演する集会に出かけて、直接、問いただした。これはいかにも白井さんらしい。
 そこで、分かったのは、
 ・山本さん個人は、公開政策討論会や公開メール討論会をやりましょうと言っていること。個人で話せば前向きで、これは私が知っている山本さんらしい。
 ・毎週、水曜日に、後援会の役員会があって、そこで正式に決まって、動けるということ。そこにかけるので、正式申し入れ書をほしいという。そうなんだと、これは勉強になった。それだけ、山本さんのところは、後援会組織ががっちりしていて、組織力があるということであるし、逆に言うと、候補者といえども、後援会の意向を無視はできないということである。おみこし型の選挙なのだろう。自分でどんどん動く山本さんには、これで居心地がいいのだろうかと思ったが。これは無論余計な心配。
 
 2.そこで、
 ・後援会はなどは内部の事情で、山本さんは、公開政策討論会に参加するといっているのだから、いまさら正式申し入れ書はなどいらないではないか。2者でスタートし、門戸は開いているというのが、白井さんの意見。
 ・禍根の残さないためにも、きちんと手続きを踏むべきで、要望通り、共同申し入れ書を出そうというのが穂積さんの立場。3者でスタートすべきで、まだ見切り発車すべきタイミングではではないという意見。

 3.ここが踏ん張りどころ
 ・山本さんの後援会には、公開政策討論会に反対の意見もあるとのことである。ここで見切り発車したら、そんな討論会に付き合う必要がないという意見が強くなる。山本さんが出たいと思っても、出れなくなるだろう。
 ・公開政策討論会の意義は、市民が、立候補予定者から出された、新城市の抱える課題に対処する政策アイディアを比較し、市民自らが判断する機会を提供するものである。同時にその競争を通して、それぞれの政策をブラッシュアップする機会である。もし山本さんが、公開政策討論会に参加しなかったら、市民の判断の機会を奪うことになる。参加するといっているのだから、ここはもうひと踏ん張りだと思う。山本さんが、参加せず、市長に当選したら、論争にさらされていない政策が、新城市の政策になってしまう

 4.まずは論点整理を
 初めての試みで、決めなければいけない論点がたくさんある。第1回会議を開いても、さあこれから論点を出し会いましょうなどとやっていたら、時間ばかり食ってしまう。準備会に出す論点やその進め方の案、つまり、議論のたたき台を誰かが出さなければいけない。日程調整ができるまで、この「準備会の準備会」をとりあえず2者でやったらいいのではないか。そのたたき台を前提に、賛成、反対ならばこうしようと、サクサク決めていけばよい。結局、こっちのほうが近道だと思う。

 どういう展開になるか、今日は、まめに、新城市のブログをチェックしよう。

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(白井さんのブログ 山本さんを直接訪ねる)
 2017年07月30日 山本氏と直接打合せを持ちました
 
 7月29日に山本氏と直接会って打合せを行いました。7月29日、庭野公民館で産廃学習会(主催:子どもと環境を守るママの会)が予定され、講師を山本氏が務めるようでしたので、確実に会えると考え出かけました。
 
 その場で、以下を確認しました。
①公開政策討論会の第三者委員会設置のための準備会打合せは、穂積氏と僕側の提案する準備委員で始める。追って、山本氏側の提案する3人が決まれば、いつからでも参加は問題なし。

②ネット上の公開質問状を通しての討論会参加は、了解する。

 しかし、下記のメールが届きました。その場で了解しながら、なぜメールかとの疑問はありますが、メールでのやり取りがありました。


穂積市長様 白井市議様

 お世話になります。
 本、一連のメールについて、来週水曜日の後援会役員会に諮り決定し、その夜にメールで送らさせて頂きます。当方の意思決定は、毎週水曜日の役員会で行うことになっております。

 そのために、今までのメールでのご要望を整理して頂き、今までのように文書にて正式な申入れをお願いします。メールに文書添付でも結構です。

 今まで、配達証明郵便で申入書が届きましたので、次の申入書をお待ちしていましたが、既に穂積市長と白井市議で段取りが決まっているということでしょうか。

 また、正式申し入れの中に、今回のメンバー3名を出すこと云々のことについて、今日の庭野での会議の際に伺いましたが、実施委員会との関係は、実施委員会の設立のための準備作業を行うということでよろしいでしょうか教えて下さい。

 さらに、「ネット上の質疑」についても、3候補だけか、広く市民を巻き込んで行うのかなど、詳細を教えて下さい。

以上、よろしくお願いいたします。                   山本拓哉

 追記。
 先回、文書でお示ししました。本行為が公選法違反にならないことの確約を頂きたい。

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これを受けて、白井さんと穂積さんのやり取り

(穂積さんからの返信。連絡をお願いしますを受けて)
Date: 2017/7/30, Sun 21:05 Subject: Re: Fw: 連絡お願いします

 白井倫啓様
 山本氏側抜きの2者で準備会議を、との提案には賛同できません。

 私は3者準備会議の持ち方について最初の提案をしました。それに対して貴兄が、これまでの流れから3人メンバーによる準備会議から入ろうとの提案をされました。

 私は山本氏側がそれで同意するなら、それで構わないこと、あるいは山本氏側からの提案等があるかもしれないからまずはそこから始めること、ならびにその場合には公開の是非に関する山本氏側の意向確認もお願いしたい旨、お伝えしたました。

 そのうえで山本氏からのリアクションは(それを得るためにわざわざ産廃勉強会にまで足を運ばれた貴兄のご労苦には敬意を 表します)、毎週水曜日の後援会役員会で意思決定するので、それに合わせた正式提案を欲しい、ということに集約されます。

 貴兄と私との間の協議経過や主旨について、山本氏が十分に通じていないのは当然のことですので、これまでの流れを整理したうえで、3人×3での準備協議から始めること、ここで第3者委員会のあり方を決めること、これに同意いただければ直ちに人選と日程調整に入りたいこと、同意いただけない場合には、進め方についての何らかの提案や対案を提示いただきたいこと、を山本氏側にあらためて申入れするのがスジというものです。

 山本氏のブログを見ると、公開討論会については氏の後援会内部では消極的意見も多いことが推察されます。そ ういうなかで公開討論会について賛同との公式回答をされたのですから、それを受け止めて禍根の残らぬ方法と手順でしっかりと詰めていくべきです。

 よって水曜日の山本後援会役員会に間に合うように(メールへの文書添付でも構わないとされています)、上記申入れを行い、速やかな回答をいただけるよう要請するのが順当と思います。

 必要なら申入書の案文は私の方で起草してもよいですし、貴兄に腹案があればそれを確認させてもらう形でも構いません。8月1日に2者だけで準備会議を開催することには反対です。

 以上です。

 穂積

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(これを受けて、白井さんの返信)
 
 2017年07月31日 山本氏の後援会内の問題は山本氏が調整するしかない
 
 7月30日中の返信をお願いしたのですが、山本氏から返信が届きませんでした。穂積氏からは、返信が届きましたので、穂積氏へ下記の返信を7月31日の早朝に行いました。

【7月31日返信 白井から穂積氏へ】
 穂積 亮次様
 返信ありがとうございます。

 3者で進めることを否定しているわけではありません。そのために、7月29日開催の産廃学習会に出向き、直接山本氏に確認しました。その確認に責任を持つことが山本氏に求められていると考えます。

 3者は、公開政策討論会への参加を表明していますので、3者がお互いに責任を持たなくては先に進むはずがありません。山本氏には、僕のブログでも明らかにしていますが、何回も確認を求めてきました。疑問があれば、その都度確認をするのが、常識だと考えています。それも、各新聞でも報道される討論会についての確認です。市民に対して責任が生じています。

 山本氏には、7月30日にメール(7月30日付の僕のブログを参照ください)で問い合わせに対してお答えし、確認を求めました。山本氏が言われる「正式な申入書」がなくても、山本氏が後援会内を調整すべきものだと考えます。これからも、山本氏の後援会に対して、その都度確認することとなれば、答えは一週間毎の確認となり、ますます開催は先の話となる可能性があります。

 共同申入書は、山本氏が参加を表明した時から必要性がなくなったと考えています。3者が、公開政策討論会に参加する立場は同じだからです。あなたが言われる「禍根の残らぬ方法と手順でしっかりと詰めていくべきです」は、こちら側はその様に進めてきました。山本氏は、お客様ではありません。共に次の新城市政を変えていこうとする予定候補者(市長選)です。なぜ、お互いが合意した公開政策討論会が、ここまで進まないかは明らかです。

 予定候補者として、市民に責任を持つことが必要なのです。後援会内のことは、お互いが調整することで、3者の誰かが口を出すことではないことを改めて山本氏に伝えます。僕のメールへの返信を再度求めます。

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