松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆Voice of しんしろ2010(新城市)

2010-11-08 | 1.研究活動
 愛知県新城市における市民討議会(無作為抽出型市民会議)を見学した。
 新城市のプラーヌンクスツェレ(PZ)は、3回目になる。当初は,JCが始めたが、2回目から実行委員会方式となった。今回のテーマは、「子育て、子育ち」。新城市における幼保一元化の動きが、背景にあって、このテーマとなったようだ。参加者は、30人程度とやや少なめであったが、みな熱心に参加し、明るい会議となった。
 PZの魅力についてはいくつかあるが、私は、新たな市民の発見だと思っている。これまで、市関連の会議等には出たことがないため、その存在に気がつかれていない市民がたくさんいる。実際、今回のPZでも、魅力的な市民が何人かいたが、こうした市民を「自治づくりの仲間」に引き込むのである。
 行政や議員、地域団体のリーダーの役割は、「自分たちの後に続く人を見つけるのが仕事」といってよいだろう。行政の場合は、地域から、こういう人をどれだけ、連れてきたかで、人事評価したらよいだろう。たくさんの市民を掘り起こせば、地域に入っているということでもあり、自治を実践する力があるということでもある。このなると、新たな市民を掘り起こす仕組みがたくさん開発され、「いい人いないかなあ」という目でも、会議を見つめることにもなる。
 新城は、動き始めていると思う。これをリードするのは、穂積市長であるが、いい議論をする。一度、ブログを見て欲しい山の舟歌・第2章(新城市長ブログ)。そのほか、新城には、鳳来寺や長篠の合戦跡もある。一度、視察に行ったらよいだろう(私は12月、学生たちを連れて行く)。


 写真は、グループ替えの様子。糸を手繰り寄せる方式でやっている
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