松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆景観審議会(横須賀市)

2013-12-19 | 1.研究活動
 横須賀市の景観審議会のメンバーになっている。その審議会が開催された。景観条例や景観計画の改正がテーマだった。

 景観は、技術的な要素が強く、したがって景観審議会の委員さんは、デザインや建築の先生方である。景観的に優れているかどうかの審査をするので、そのセンスに乏しい私の出番はあまりない。せいぜい、法律論に関する意見を言うだけである。

 私は審議会の委員は、ほとんどやっていない。現在はこの景観審議会だけになった。総合計画などの委員もいくつかやったが、審議会は、私にはどうも居心地が悪い。
 たくさんの行政職員が控えているような会議は、重苦しくて、それで居心地が悪くなるが、それだけでなく、横浜市職員でいた時に、その行政職員の席のほうから、審議会を見ていた経験があるので、余計、そう思うのかもしれない。

 多くに審議会は、粛々と会議が進む。委員の発言も、行政に対する質問のようなものも多い。なかにはまったく発言しない委員さんもいる。特に市民委員さんは、雰囲気に気後れしているのだろうか、発言のタイミングをつかめない人もいる。そんな時、私は、ついつい、「○○さん、日頃の活動の中で、今のテーマについて、どのようにお感じになっていますか」と声をかけてしまう。名指しされた市民は、はっとして、そして、活き活きと話をはじめるが、議事進行のような発言をする私に対して、面白くないと思う審議会の会長さんや行政職員もいるのかもしれない。

 審議会委員の就任依頼がないのは、私が向いていないということが行政に分かってきたためだろう。私が審議会の会長をやると、粛々と審議が進むという会議にならず、相模原市南区の区民会議のような、自由闊達な会議になってしまう。私には行政のシナリオを読んで会議を終わらすという度量がないからである。せっかく、集まったのであるから、みんなが知恵を出さないともったいないと思ってしまい、みんなが意見を出し、知恵を出す会議にしてしまう。もったいないと思うからで、こうした貧乏性は、もう治らないかもしれない。

 景観審議会は、知人から頼まれて委員になったが、もう2期はやっている。義理は果たしたのではないか。次回は、辞退させていただこうと秘かの決意している。
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