松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★区長会記念講演-協働のまちづくり(志賀町)

2013-12-19 | 2.講演会・研修会
 石川県志賀町の区長会記念講演会で協働のまちづくりについて話をした。

 志賀町は能登半島にある人口22,000人の小さな町である。ここは北陸電力の志賀原発のあるまちでもある。
 原発があるということは、財政的には豊かであるということで、実際、志賀町も経済的には恵まれている。小さな町であるが、町立病院もあり、保育園も町立ということだった。固定資産税は、どうしても減っていくが、それでも新たな施設の設置があり、また工業団地もあって、今すぐにどうということはないとのことだった。

 そのまちで、なぜ協働なのかである。一般に協働は、財政難から説明されることが多いが、その論で言えば、志賀町の場合は協働を考える必要がないということになる。
 実は、今回の研修計画は、役場側の提案ではなく、区長会の会長さんからの提案というのがポイントである。区長会の会長さんが、日ごろの活動の延長線で、今後のまちのあり方を考えるなかで、協働にたどり着いたということである。

 いつも言っていることであるが、日本の強みは、市民の市民力の高さである。まちのことをわがことのように考え、実践する人がいるということが、私たちの社会の強みである。そうした人たちは、たいていはゆっくりと穏やかに話す。はにかみながら話をする。私も、そういう人たちに出会うと、とても穏やかな気持ちになり、さらに頑張ろうという勇気を与えられる。今回も、そんな出会いの旅となった。

 志賀町へは、能登空港から50分くらいの距離である。ただ能登空港へは、ANAが2便しか飛んでいないため、欠航が心配だった。本来ならば、前泊が好ましいが、予定が詰まっていて前泊ができなかった。東京は雪になるかもしれないという天候で心配したが、無事に飛行機が飛んだ。飛んでしまえば、45分で能登空港なので、寝ている暇がない。

 講演会の前に、会場そばの道の駅によって、お土産を物色し、おねえさんには、帰りによるわと言って、会場に向かった。つばをつけておいたのは、志賀町名物のころ柿である。ところが、会長さんからお土産をいただくことになり、いただいたのが、りっぱなころ柿。おねえさんとの約束は、海産物を買うことで果たすことにした。

 能登半島の外海は、思いのほか穏やかで、きれいだった。魚は当然うまいので、一晩泊まれば、良かったと悔やまれることしきりだった。
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