松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆熟議の市長選挙㉑ネット討論会の可能性(三浦半島)

2017-07-28 | 1.研究活動
 第1回の打ち合わせの日程を決めたが、それでよいかどうか、山本さんから返信が来ないらしい。市長になれば、適切な判断をスピード感をもって、行うことが求められるので、何とも歯がゆい。

 そこで、今回は、白井さんからの提案。待っていると、いつになるかわからないので、ネットで、政策論争をやろうという申し出である。もっともだと思う。

 市民が判断する材料は、数多くあったほうが好ましい。もちろん、みな忙しいので、時間との相談になり、何もかにもはできないが、もうひとつの方式として、ネット論争するという方式は面白いと思う。

 ただ、その制度設計の際には、基本はしっかり押さえることが必要である。基本は、候補者のための公開政策討論会ではなく、住民のための公開政策討論会である。

 政策討論会に対する市民の思いは、
 ①それぞれの候補者の主張を比べて、自分で考えて判断したい。
 ②一方的な非難や都合の良い主張は、うんざり、いい加減にしてほしい。
というものである。

 同時に、今回の政策討論会は、新たな自治の文化をつくる試みでもある。ともかく討論会を行えばよいというものではなく、次にも続く、汎用的な仕組みをつくる出発点ということも重要である。

 今回のネットによる論争も、この目的達成に寄与するものでなければならない。そう考えると、次のような仕組みになるのではないか

 ①あっちのブログ、こっちのブログを見て、判断しろというのは、「市民のための公開政策討論会」にはならない。一覧できる論争用ブログが必要になろう。この管理人は、きちんと管理してくれればよく、その人探しに手間どっても本末転倒なので、白井さんがやってくれるなら、それにこしたことはないし、やるよという人がいたら頼めばよい。
 ②ここで、このブログで読みたいのは、立候補予定者の論争である。だから投稿者は立候補予定者である。
 ③議論を深めるために、市民のコメントもあってよいが、ただ市民に主導権が移り、それへの回答に始終したら、もともと、ネット論争に期待したものと違ってくる。むろんそうした討論会もあるだろうが、現時点では高望みで、今回は、まずは足元から、つまり立候補予定者の意見の相違、裏付け議論からである。
 ④ネットでたくさんのことを議論しても、かみ合わず、よくわからず、結局、一方的非難、都合の良い主張になってしまう。これはうんざりである。重要論点を絞って、きめ細かく議論してほしい。ともかく一つでもやれば、その人の思考の深さやその他の主張の説得性も見えてくるだろう。
 
 これも初めての試みで、曲折があるだろうが、期待したい。どのような展開になるか注視していきたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(白井さんのブログから)
2017年07月27日
山本氏から返答が届きませんので、次の一手
 
今日(7月27日、午後10時33分)も山本氏から返答がありません。せっかく、市民の期待が高まっているのに、それに応えられないことがもどかしく、お二人に下記のメールを送りました。

穂積亮次様、山本拓哉様

こんばんは、白井です。

 いよいよ公開政策討論会が近づいています。しかし、いつ実現するのかわかりません。既に、僕の出馬宣言から1ヵ月が過ぎようとしています。山本氏からの準備会委員が提案され、やっと公開政策討論会第三者委員会設置の打合せが始まります。せっかく、市民の期待が高まっていますが、打合せで時間がかかり過ぎては、その期待も萎んでしまします。

 それで提案ですが、公開政策討論会までに公開討論会をネット上で行い、各人の主張の違いを明確にしてはどうでしょうか?まずは、方法はお互いが、それぞれに公開質問を行い、それに答えるという形を提案します。公開質問、 それへの回答は各自が自分のブログ上で公開することにすれば、簡単に市民に情報提供ができます。第三者委員会設置までに、繰り返していれば、市民の期待が高まるとともに、争点も明らかになるでしょう。ネット上で明らかにされた争点をベースに、公開政策討論会が始まればより多くの市民により分かりやすくなると考えます。

 各予定候補者への質問は、お互いのブログ等を確認すれば、容易に用意できると考えられます。僕のお二人への最初の公開質問は、以前に公開したものと考えて頂きたいと思います。それを添付します。「市民の中で市政運営をめぐる政策論争をはば広く展開し、有権者が参政権を有効に行使いただけるように努めることは、立候補(予定)者の責務であります」と穂積氏は最初の公開質問状に回答されています。もっともな主張です。この主張の思いに基づき山本氏に、僕と穂積氏が公開政策討論会参加を求める共同提案を行いました。既に、3者がその公開政策討論会への参加を合意しています。

 上記の提案が実現できれば、慎重に時間をかけて、第三者委員会設置を検討して頂いても、設置までの時間を有効に使うことができます。ネット上の討論会は、公開政策討論会をより踏み込んだものにできると考えます。市民の期待に応えるためにも、是非、前向きにご検討下さい。できるだけ早いご回答をお願いいたします。

※山本氏には、準備会委員の推薦と日程調整について早急な対応を併せてお願いいたします。

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