大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

国際ゴリラ年

2009-05-13 19:36:34 | 講演会・報告会


今年は、『国際ゴリラ年』だそうです。
絶滅の危機に瀕しているゴリラについて、
さまざまな保全キャンペーンが行われます。

それで、
ゴリラ先生こと、京都大学の山極先生の講演会が、
「上野動物園」でありました。



限定120名の講演会は、大人気で
抽選も行われたようです。
さすが、テレビの力は大きいね。

モモちゃんが亡くなって
落ち込んでいた私に、
神様が「運をくれたんだなぁ~」と非科学的なことを考えながら
うきうきで参加しました。



多摩動物園の時と違って
写真は、NGでした。
残念!!

山極先生からは、
心優しいゴリラが勘違いされ続け、
人間に殺されてきた歴史や
シルバーバックの素晴らしさの話がありました。

ゴリラは、乳児の時期を過ぎると
父親が一緒に遊びながら子育てをするそうです。
ゴリラを知ってから、
「自分も父親になりたいと思った」と言っていました。

類人たちも、
「チンパンジー」、「オランウータン」、「ゴリラ」と
三人三様それぞれですね。



それから、
大ニュースなのですが・・・。

千葉動物園から移動した
ゴリラの「モモコ」さんがみごと妊娠しました。

「モモコ」さんは、8年前に
「モモタロウ」を生んだ偉大な母です。

ゴリラの繁殖は、
「チンパンジー」よりも「オランウータン」よりも難しいので
『上野動物園』の方々は、鼻高々でした。



↑この方が、父親の「ハオコ」です。

秋には、かわいい赤ちゃんか見られると思います。
楽しみだなぁ~。

パンダは、いなくても
ゴリラの赤ちゃんでお客さんを呼べるかもしれません。





モリー画伯

2009-03-19 00:09:22 | 講演会・報告会


只今、新宿「末広亭」前の「ギャラリー新宿ブリコラージュ」で
『モリーと仲間の絵画展』を開催中です。 



 モリーさんと仲間って、
もちろんこの方々・・・。
“多摩動物公園”のオランウータンたちです。

“モリー画伯”って言われているモリーさんは、
上野動物園にいるときからたくさんの作品を描いてきました。
2歳のミンピー以外、他のメンバーも全員が絵を描いているようですよ。

絵画展は、最初19日までの予定でしたが、
好評なので、連休中も含めて24日まで延長されました。 





 

 モリーさんの絵は、
まるで、印象派のモネのようです。

作品には、モリーさんの指紋もついていて
よりリアルです。



 こちらは、ジプシーさんの作品です。

二人の作品は、
動物園で見受けられる彼女たちの印象とは違って
モリーさんは、繊細で
ジプシーさんは、ダイナミックです。

二人の潜在意識は、見た目と違うのかも
しれません。 



 他に、
キューさん、ボルネオ、ジュリーさん、ユキの作品も
あります。

6人6様の作品を
ぜひ、見に行ってください。

札幌“円山動物園”のオランウータン、
弟路郎君(ジプシーさんのひ孫)も絵を描きます。

日本全国の絵を描くオランウータンたちの作品を揃えて、
個展をしたら楽しいと思うな 




 明日20日から、『多摩動物公園』のオランウータンが、
スカイウォークを再開します。 


第3回サイエンズーカフェ Ⅲ

2009-03-17 22:13:16 | 講演会・報告会


 すっごい昔、
大陸が地続きだった頃、
“オランウータン”は、広い地域に住んでいました。 



今は、
スマトラ島とボルネオ島の一部にしかいません。 



  写真の赤い部分のところのみです。



 57歳の「モリー」さん、54歳の「ジプシー」さん達が生まれた頃は、
森は、豊かでした。
40歳の「キュー」さんや39歳の「ユキ」さんが生まれた森も、
まだまだ残っていました。
そんなに昔の話ではありません。

  しかし、森林の伐採は、どんどん進み・・・。

8歳の「ポピー」や2歳の「ミンピー」と同い年の子たちの住む森は、
たった5年で無残な姿になっています。



命を繋ぐ森がなくなっているのですから、
“オランウータン”達も減っています。

この減り方、異常です。 



 これは、「キバタンガン川」流域の写真です。
手前、アブラヤシのプランテーションが広がっています。
ここには、野生動物たちは、住めません。
その奥、沼地に見える所は、
土砂崩れで荒れ果てている場所です。

川の淵にわずかに見える木々が連なっている場所が残された森で、
そこに、“オランウータン”も“ボルネオゾウ”も“テングザル”も
みんなみんな暮らしているそうです。 

改めて聞くと、
深刻さに愕然とします。

短絡的に、
動物たちに会いたいと思い、
会えるとその喜びに浸ります。
それは、気持ちとして仕方が無いことです。 

(単純な私は、ボルネオを訪ねる番組でタレントさんを羨ましく思い、それを録りまくり…
観光客の落とす外貨は、現地の方達の貴重な収入源ともなっているのは確か…
話は、単純では済まない… )

大自然の中で、動物たちにすぐ会えること自体
自然が、動物たちの住める場所が、減っている証拠だと思うのです。



水を嫌う“オランウータン”ですが、
何とか左の森と右の森を行き来させたい・・・。

それが、『吊り橋のプロジェクト』です。 



国内の“オランウータン”の数です。
増えるといいなぁ~と思っていますが、
相性があるので、なかなか難しいみたいです。 

アメリカ合衆国には、
52園、210人の“オランウータン”がいるそうなので、
なんとか交流できないものかと思いました。 



このけな気な表情見ていると、
何とかしたい気持ちでいっぱいになります。 



 最後は、飼育員さん達が
各テーブルを周ってくれてお話しました。

チンパンジー担当だった飼育員さんもいて、
すっごいお得気分になれました。

一番上、れいなちゃん赤ちゃんが持っているのは、
『多摩動物園』の“チンパンジー”たちが
ジュースを飲む時に使用している枝です。

一番下は、チンパンジーのおやつ、
マカデミアナッツです。
うまく道具を使って割れない子たちは、
歯で割って食べるそうです。 





第3回サイエンズーカフェ Ⅱ

2009-03-16 00:26:27 | 講演会・報告会


どんなに些細なことでも、
新しい情報は、よだれものです。 



 「オランウータン」たちの生活をビデオで紹介してくれました。

ジプシーさんが御髪を整えているところです。







鼻をかみます。



歯も磨きます。

ジプシーさんは、
歯医者さんに治療してもらったこともあるそうです。



ブラシで歯を磨くキキちゃんです。
靴を洗う時に使うようなブラシです。
痛くないのかな?



私が職場でも、
「オランウータン」のことばっかり言っているので
「『モリー』さんと『ジプシー』さんの隣に部屋をもらって
住んじゃえ・・・」と言われたことがあります。 

飼育員さんに、「オラン」達の部屋の数を聞いたら
19室もあるとのこと・・・。

「十分私の分もあるね」・・・なんてね。 



本当に『多摩』の子たちは、
恵まれています。



これは、
“カリマンタン島”で火災で焼きだされた「オランウータン」です。
この痩せた体、たまらないよ。 





第3回サイエンズーカフェ Ⅰ

2009-03-14 22:25:45 | 講演会・報告会


『多摩動物公園』で行われた
「サイエンズーカフェ」に行ってきました。 

「ボルネオの川に架ける橋」という内容で、
オランウータンの飼育担当者が、
オランウータンの生息するボルネオの森に架けた「吊り橋」プロジェクトについて、
くわしくお話しします・・・ということだったからです。

 事前申し込みで、
参加費は、500円。
軽食と飲み物つきのごきげんな会でした。

飼育員さんとゆっくりお話できるなんて、
めったにないですからね。

でも、参加者の話したい、聞きたい内容に差があるので
なかなか会の運営は、難しいと思いました。
そういうことは、どんな会でもあることなので
続けることが大事だと思います。



 まずは、「オランウータンについて」の話から・・・。
写真左から「チンパンジー」、「オランウータン」、「ゴリラ」ですが、
真ん中は、何でしょうという時に
「キュー」さんと声が出たのには笑っちゃいました。



やっぱりビジュアル的にも、
この写真使いますよね。

“スマトラオランウータン”の説明は、
『豊橋』のウーコさんとウランちゃん。
“ボルネオオランウータン”の説明は、
『多摩』のチャッピーさんとミンピーちゃんです。

“スマトラオランウータン”は、
野生でもう7500人しかいなくて、
絶滅寸前種だそうです。 



『多摩』の子たちの説明です。
「キュー」さんは、多摩のイケメンとして
紹介されました。
そうでしょ。そうでしょ。  

「ボルネオ」は、メスたちにもてもてで
最近いい気になっているそうです。

「キュー」さん40歳、「ボルネオ」24歳…。
若さには、敵わないか~。





充実している『多摩』の「オランウータン」達です。 



 あっそうそう、
『福岡市動物園』がリニューアルのために、
移動してきた「ユキ」さんは、25㎏の減量に成功。
それから、同じく『福岡』から『神戸市王子動物園』に移動した
「ミミ」さんは、15㎏の減量に成功。
すごいですぅ~。 





SAGA11 その3

2008-11-21 20:42:39 | 講演会・報告会



『SAGA11』次の講演は、
「ボルネオ保全トラスト」の坪内先生です。
題は、「動物園に期待するオランウータン」の保全活動です。



ボルネオの森は、
伐採が進む前は、35億人分の酸素と木材を地球に供給してきました。
それが、今は、22億人分の酸素にまで減っています。
木材は、密輸が絶えません。

その木材も、直接日本に入ってきた時ならまだしも・・・。
今は、中国経由なので実際のところよくわからなくなっています。

「この多摩動物公園の建物も・・・」と坪内先生は言いました。

倹約も手伝って、どうしても私達は安い物から安い物を追いかけますからねぇ~。
むずかしいです。



リハビリセンターで、出会った子たちだそうです。
あぁ~、かわいそうだよぅ~。

あのぅ~、よくわからないのだけど、
里親制度とかだめなのかなぁ~・・・。
お金が膨大にかかるのかなぁぁぁ~。



アブラシプランテーションの中にも、オランウータンの寝床があります。
こんなに、ボロボロになってしまった場所でも、
必死でオランウータンたちは、生きています。
だから、緑の回廊をつくって、
オランウータンが自由に行き来できるようにする必要があるのです。



これらのお菓子に、パーム油が使われています。
どうして日本の製品の写真がないのかなと思ったら、
載せるといろいろ支障がでるからなんですね。

コンビニに行って、パーム油使用って書いてあるのは
まだわかるのですが・・・。

植物油って書いてあるのは、ほとんどパーム油だそうです。

某高級アイスには、使ってないのかなぁっていう話も
前の講演会の時に出たのだけど、本当かな?
アイスを買うのが5回が4回になってもなんて冗談言ってたけど、
私、10回が1回になっても使ってないんだったら
高級アイスにするつもりなんだぁ~。

あと、高級チョコレートにも入ってないのかなぁ~。
でも、あれだけ高くて、使ってたら怒るよね。



これからの動物園の役割は、重要で
たくさんのことができそう、やってもらいたいという話がまとめだったと思います。

日本人が一人1年間に消費するパーム油は、37ℓです。
それは、10㎡から取れる量です。
今、10㎡の土地は、1200円です。

それに、緑の回廊づくりに必要な土地は、2億㎡。
土地1㎡が120円なので、
必要なお金は、240億円。
2000万人の人が協力してくれれば、一人1200円。。。
1億人だったら、一人240円。。。

それで、約8000万人の動物園来場者に協力してもらえれば・・・。
完全な緑の回廊づくりも夢ではないという話です。



二つの講演を終えて、
山極先生のお話がありました。

ゴリラの研究をしている人だぁ~、この前テレビに出てたぁ~と
ミーハー気分出しまくって見ていました。



群れに片手を失った娘がいるそうで、
その子を守りながら群れが移動していく様子をビデオで見せてくれました。
シルバーバックって、やっぱかっこいいよねぇ~。





SAGA11 その2

2008-11-19 18:23:10 | 講演会・報告会



 「SAGA11」は、多摩動物公園の黒鳥さんの講演からでした。
『動物園が取り組むオランウータンの域内保全』です。



これまで、生息内での研究を動物園で生かしてきましたが、
今後、動物園で培ってきたことを
現地の保全に生かしてく試みが始まったという話です。



私には、難しいことはわかりませんけど
オランウータンを愛する一人として、
何かが伝えられるといいなぁ~と思って
いつも、ブログを書いています。

でも私は、ただのミーハーなおばちゃんですから
ジプシーさん、モリーさん達のことが知りたい知りたい・・・
オランウータン情報だけで、ごきげん気分で会場に座っているわけです。 



この三人、誰かわかりますか?

右から、モリーさん、ジプシーさん、キューさん・・・
だそうです。 





ジプシーさんもモリーさんも、野生生まれですから
本当の誕生日は、わかりません。
それで、新年を迎えると一つ年を取ります。

二人の人生は、日本のオランウータンの歴史そのものです。
オランウータンの保全活動にも、生かされているに違いありません。 



ボルネオ、キバタンガン川支流で、孤立したオランウータンを救うために
消防ホースを使った橋がかけられました。
でも、まだオランウータンは渡っていないそうです。

多摩動物公園のオランウータン第一放飼場にも、
同じ形のつり橋がかけられました。
最近、チャッピー、ポピー、ミンピーの親子が
恐る恐る渡り始めたそうです。

現地のオランウータンも、いつか渡ってくれると
いいなぁ~と思っています。





SAGA11 その1

2008-11-15 20:31:43 | 講演会・報告会



いよいよ始まりました、
『SAGA11(アジア・アフリカ大型類人猿を支援する集い)』です。
1日目は、「多摩動物公園」ウォッチングセンターで行われました。

 

会場に入ると、多摩の「チンパンジー」歴代全員の写真が・・・。
もうそれだけで、感動です。 



赤ちゃんの頃すぐ『円山動物園』に行き、
今は、ボスになっているトニーの写真もありますよ。



こちらは、「オランウータン」のパネル、歴代の飼育員さん達です。



ジプシーさんとドン・ホセさんから始まった、
多摩の「オランウータン」の系図です。



ちゃんと『旭山動物園』のモモちゃん、モリトくん・・・。
『円山動物園』の弟路郎くんの名前もありますよ。

ジプシーさんの長女のジュリーさん、一人しか子ども生んでないけど(ジャック)、
モモちゃん、モリトくんで四代目なんだよねぇ~。

講演で、大型類人猿は繁殖が難しいって言ってたけど、
すごいことだよ♪

モモちゃんがママになるだろう10年後まで、
ジプシーさんには、生きていてほしい~。 

  

 “多摩動物公園のオランウータン50年のあゆみ”です。
写真は、ボケているけど
私には、よだれものの内容です。


 『SAGA11』の報告、まだまだ続くよ~。





フォレストセミナー

2008-11-06 17:35:15 | 講演会・報告会



『オランウータンと熱帯雨林の会』の定例会に
行ってきました。
毎月1日に行うことになったそうです。

2回目で、建築家・淵辺懿さんのお話でした。



淵辺懿さんは、「多摩動物公園」で
ジプシーさんとその家族をスケッチしてきました。



 ジプシーさんは、淵辺さんの気持ちがわかるかのように
じっとスケッチのモデルになってくれたそうです。

ジプシーさんのブッタのような表情は、
様々な苦労の末に悟りを開いたせいではないのか・・・
と、思ったそうです。
娘のジュリーの他を避けるような行動にも
訳があるのではないか・・・
と、感じたそうです。

 動物園での飼育も手探り状態だっただろう50年前・・・。
可愛がられていたと考えられるジプシーさんも、
ジプシーさん本来の思いとは違ったものだったかもしれない・・・。

もしかしたら、人よりも賢いと思われるジプシーさん。。。
突然、動物園という狭い場所に閉じ込められたその時の気持ち。
野生では、まだ成熟に至らない年齢での出産。

ジュリーさんにしても、まだ甘えたい時期に
妹の誕生…。

淵辺さんは、
「オランウータン友の会」での鈴木先生のお話
(野生のオランウータンの生態など…)から
動物園の子たちのことが理解できるようになったと
おっしゃってました。

私も、『わんぱくっ子とおかあさん』の本で
若い頃のジプシーさんを知っていましたし
たくさんの方たちの話を聞いてきましたから、
淵辺さんのおっしゃることは、十分納得でした。 

私も、ただかわいぃ~♪だけでなく
いろんなことが感じられるようになりたいと思いました。



いじわるジュリーさんは、
性格の悪いおばさんではなく、
赤ちゃんの頃のトラウマを引きずった人付き合いの下手な
不器用なおばちゃんだったのです。

理解できてなくて、ごめんねぇ~!! 

でも、最近そのジュリーさんも明るくなってきています。
私は、天真爛漫なキキちゃんの影響が大だと思っているのですが・・・。



例会参加者の中に、
↓の子たちの持ち主がいらして、ぬいぐるみの話でも盛り上がってしまいました。

この子たちは、「オランウータン友の会」のイベントで
子ども達の相手をしているそうです。 



家に、10人いるそうです。
れいなちゃんずの仲間は、一人連れて帰ったら、
どんどん増えちゃうんだよね♪





トークショー

2008-10-11 08:30:28 | 講演会・報告会




 「ボルネオで生命を考える-かわいい、かわいそうでは、野生動物の保全はできない」
という題で行われた『ボルネオ保全トラスト・ジャパン』の坪内先生と
『旭山動物園』副園長の坂東さんのトークショーに行きました。

銀座の“ハンティング・ワールド”のお店で行われました。
ミーハーな私は、それだけでごきげんです・・・。



お上りさんなので、迷わないように
“ハンティング・ワールド”のお店の場所を確認した後
銀座をぶらぶらしました。

テレビでも取り上げていた『H&M』のお店の前を通ったら
ものすごい行列で、それだけで気後れがしてしまいました。 



それで、どうしたかと言うと
あんぱんの『木村屋』に行きまして・・・ 

 

カレーを食べました。
私としたことが、写真を撮らずに
カレーをかけたものだから、
ちょっと醜いカレーになってしまいました。 

味は、おいしかったですよ。
さすがは、パン屋さんで
パンが、食べ放題でした。



 トークショーは、お店の2階で行われました。

坪内先生と坂東さんのお話は、おも~い話で
日々おき楽に過ごしすぎているな~と思いました。

でも、自分のできることからコツコツとが大事だと思うのですけどね。

動物園に来る8000万人のお客さんたちが
変わってくれたら大きなことができるのではないかという話もありました。

何よりも命を繋いでいくこと・・・。
そして、親から子へそして孫へと
生きる力も繋いで行く大切さを
ここでも教えてもらいました。





“ハンティング・ワールド”も“サラヤ”も
BCT(ボルネオ保全トラスト)による “ボルネオ緑の回廊計画”
を支援しています。

帰りにおみやげをもらいました。
新入り「バナナ」が持っているのは、
“ハンティング・ワールド”のルームジューズです。
勿体なくて使えません。 




オランウータンと熱帯雨林の会

2008-06-15 14:39:03 | 講演会・報告会




赤ちゃんの学校訪問、今回は『東京大学の駒場キャンパス』です。



ボルネオで、「オランウータン」の研究を25年やっている鈴木晃先生の
講演を聞きに行ってきました。

ボルネオは、世界で3番目に大きな島です(日本の約2倍)。
“マレーシア”と“インドネシア”、そして“ブルネイ”3つの国に属しています。

〔ボルネオトラスト〕の話は、“マレーシア”領で
〔鈴木先生が、研究を続けている地域〕は、“インドネシア”領です。 

「環境サミット」や「地球環境シンポジウム」など、環境問題を考える会議は国際的にたくさん行われていますし、
組織もたくさんありますが・・・
オランウータンや熱帯雨林が抱える問題はほとんど良くなっていないのが
現実です。

北極の氷が融けて、『ホッキョクグマ』が心配だとか
『ツバル』という島国が海に沈むとか、問題視されていることが多いのですが
赤道直下の地域にも目を向けてほしいと言っていました。

その苦難な状況を改善するために、
『オランウータンと熱帯雨林の会』を設立して、NPO法人化していくことにしたそうです。
その設立記念の会でもありました。



午前中は、仕事だったので
一緒に行ったのは「赤ちゃん」だけです。



鈴木先生の話を聞くと、マスコミを通して発表されている話に
いかに嘘が多いかということがわかります。

私は、「オランウータン」がテレビで取り上げられると
嬉しくて、ビデオに撮りまくっていますが
それも現実とは違うことが多いという話でした。

熱帯雨林の保全は大事だと思っていても
何よりも「オランウータン」のことが一番に心配です。
「オランウータン、かわいい~」だけではダメだと言われても
かわいいものはかわいい~。

何度、鈴木先生の話を聞いても↑に書いたことが
私の頭のほとんどを占めています。
みなし子の「オランウータン」を生かすにはどうしたらいいか
そんな事ばかり考えていました。
(私が、できることは何もないのですけどね・・・)

そこで、鈴木先生に一番気になる「リハビリセンター」について質問しました。

先生の答えは、
「リハビリセンター」が、本当は機能していないということでした。

森に帰しても、「オランウータン」は生きて行けない。
人間がバナナやリンゴを与えている時はいいのだけれど、
人間が手助けをしなくなると同時に、生きて行けなくなる。

母親が、6~7年かけて教えることを人間が教えるのは
やっぱり、無理なようです。
それに、「リハビリセンター」に来る時に
すでに病気になっている子たちが多いということでした。

それならば、「リハビリセンター」でずっと育てればいい・・・
動物園で引き取って、育てればいい・・・という考えが私にはありました。
その考えがあるから、何度ボルネオでの話を聞いても
納得できなかったのです。

でも、たくさんのみなし子「オランウータン」を育てていくことは・・・
センターや動物園を維持していくことは・・・
金銭的に無理なのだそうです。 
それが、現実でした。
現実は、厳しかったのです。

綺麗なタレントさんを『リハビリセンター』に行かせて
「オランウータン」を抱かせていてはいけないのだと言われました。
マスコミが取り上げているような気楽なものではないのです。

マスコミに都合がいい情報を提供するのも
金集めのためなのかとも思ってしまいますが・・・。

だから、「リハビリセンター」をどう維持していくかを考えるのではなく
「リハビリセンター」が必要でなくなるようにするしかないとのことでした。

『熱帯雨林を残す』ことが一番大事なのです。。。
納得です。





オランウータンと人との関係

2008-04-27 19:47:26 | 講演会・報告会




 ヒトと動物の関係学会の月例会で
『オランウータンと人との関係-野生と動物園-』と題して、
『多摩動物公園』、オランウータンの飼育員の黒鳥さんの講演会がありました。



 前半は、黒鳥さんが今までオランウータン達と過ごしてきて
経験したことの話でした。

モリーさんやジプシーさんのことが中心なので
とってもおもしろかったです。 



 子どもの頃のモリーさん(左)とジプシーさん(右)です。

2008年3月現在、モリーさんは、「推定54歳」長寿世界一。
ジプシーさん「推定51歳」が、続きます。
ジプシーさんは、多摩に50年前の7月にやってきました。
その時、2歳。
でも、今から思うと2歳ではなく、4~5歳のような気がしてならないのだそうです。
体の大きさから考えても。 

さらに、
飛び地で、初めて木登りをした時に、巣作りを始めたそうなのです。
2歳までしか野生にいなったジプシーさんが、巣作りができるのか、もっと大きくなるまで野生にいたのではないか・・・と思うと言っていました。
そうなると、ジプシーさんはモリーさんと同い年?。。。 



 ジプシーさんもモリーさんも自然がいっぱいの「飛び地」が大好きです。
飛び地には、 “イヌホウズキ”“ヘビイチゴ”“ヨウシュヤマゴボウ”など
20種以上の草花が植わっています。



 ポピーの木登り好きは、おばあちゃん譲りだそうです。
赤いがポピーとジプシーさんです。

ジプシーさんもモリーさんも、帰らず飛び地の別荘にお泊りの経験があります。 
 
全然帰りたがらないモリーさん、
しかなたがないので移動箱に入ってもらってバイクで寝床に帰ったそうです。
モリーさんは、とってもがっかりしていたそうです。 



類人シンポジウム

2007-11-20 20:29:17 | 講演会・報告会




SAGA(大型類人猿を支援する集い)とHOPE(京都大学霊長類研究所のプロジェクト)が
開いた国際シンポジウムに行ってきました。



元ちゃんと赤ちゃんと行ってきました。

東大まで
私の家から、1時間で行けちゃうの。
初めて知ったよ。



会場の弥生講堂の前は、イチョウの葉がきれいでした。

でも、ちょっと臭い。 



類人猿は、最近は「猿」の文字を取って
『類人』と言い始めている研究者が増えているということです。

でも、オランウータンは、大型類人猿の中で
一番ヒトから遠いということで、話の中に入れていない研究者もいました。 
オランウータンは、単独生活者で家族の作り方が他の類人とは違うことも
理由の一つかもしれません。



それに、今回は「オランウータン」の話はほとんど無し。 
環境エンリッチメントの話で、
旭山のジャングルジムが紹介されただけでした。



類人猿の研究は、本当に始まったばかりなんだ~というのが
今回一番感じたことです。



 京都大学の松沢さんは、よくチンパンジーの笑顔のことを
話題します。
テレビで見られるチンパンジーの笑いは、本当の笑いではない
ということです。

私は、ブログ仲間が紹介するチンパンジーの笑顔のおかげで
研究者が説明するまでもなく、チンパンジーが嬉しい時はどういう時なのか
よくわかります。

それにしても、商業目的で使われている動物たちを思うと
悲しくなります。

そんな私もちょっと前まで
テレビのチンパンジーのモモちゃんやパン君の番組が好きでした。 



類人たちの生態についての話も興味深いですが
動物園の話の方がより真剣に聞いてしまいます。



福祉というは、正しい理解をして
当事者(動物たち)が望むことを実現することだという
東山動物園の上野さんの話、納得です。



東山動物園と言えば、ゴリラの「シャバーニ」くんの綱渡りが
今話題ですね。



日本には、チンパンジーが56施設に347個体。
ゴリラが10施設に31個体。
オランウータンは、23施設に52個体、いるそうです。

オランウータン52人、全員に会ってみたいです。

前に、ゴリラ全員に会いに行ったという人に出会ったことがあります。
負けたと思いました。



外国の動物園の話題もありました。



日本のチンパンジーの研究は、戦後・・・
しかもここ20年くらいで本格的になってきたことがわかります。

戦争が激しくなり動物園の動物達が殺されました。
上野動物園のゾウの話は有名です。

でも、東山動物園では殺さずに生かすことができたそうです。
やはり平和は、大事です。



チンパンジーの社会も少子高齢化だそうです。

野生で生きるのが動物にとって一番いいのですが
動物園の繁殖もどうにかうまくできないものか
外国のチンパンジーとのやり取りはできないのかと思います。



 ところで、『ボノボ』を知っていますか。
ボノボは、チンパンジーと同じパン属に属します。
チンパンジーよりほっそりしていて、子どもの時から顔が黒いです。

コンゴ民主共和国だけに生息しています。

体がほっそりしているせいか、よりヒトに近い感じがします。

知能が高く、暴力を嫌い決して同種を殺し合うことのない平和で穏やかな類人です。
ボノボも、人間による食用やペットにするための密猟で
個体数は減少し、絶滅の危機にさらされています。
その上、コンゴ民主共和国は内戦により
非常に危険な状態にあり研究や保護活動ができないという
他の類人よりさらに厳しい条件下にいます。

ボノボのことも、多くの人に知ってほしいなと思います。
私は、何もできませんが
「ボノボを救おう」のTシャツを友達の分も買いました。



レトロな雰囲気満載の東京大学から
赤ちゃんがお伝えしました~。 





東大潜入

2007-11-19 07:18:16 | 講演会・報告会




天下の『東大』に行ってきました。 
「行くだけなら、誰でも行けるって?」
あはは。


                
                       元ちゃん。

国際シンポジウム
『人間の進化の霊長類的起源』が東大の弥生講堂でありました。

内容については次回ね。



せっかくなので、
一緒に行ったみぃさんと東大を歩いてみました。
まず、正門です。



図書館です。
赤絨毯が敷いてありました。
たくさんの専門的な本が置いてあるのでしょうね~。 



東大医学部です。
(難しいお勉強をしているのだろうな~)と
赤ちゃんは、思いました。



サッカー部が練習していました。
すごい人数でした。



ものすごい大きな声を出して、気合満々で
がんばっていました。

でも、練習場の向こう側は東大病院なのです。
ちょっと大丈夫なのかなと心配になりました。



「三四郎池」に行きました。
この子は、みぃさんちの「チャーミー」です。



もう真っ暗ですね。
ほとんど何も見えません。

まだ、6時前なのですけどね。
日が暮れるのが、早くなりましたよね。



せっかく「赤門」まで来たのに、
こ~んな写真になりました。 
また、来る機会があるといいなと元ちゃんは思いました。




サポーターズデー

2007-10-24 22:01:35 | 講演会・報告会




みぃさんは、
『多摩動物園』のサポーターでもあるのです。
もちろん、応援しているのは大好きなチンパンジーですね。

サポーターズデーには、
本人ともう一人参加できるのだそうです。
それで、誘ってもらいました。

たけちゃんも来ていましたが
もう一人、「チャーリー」も来ていましたよ。

のりちゃんちの子も、「チャーリー」でしたね。
みぃさんちの「チャーリー」は、岡村くんやモコたんと同じ種類の子です。



チンパンジー舎に行ったら、この日は、みんな高い所に
行っていました。

真ん中で遊んでいるのは、
ボンボン(♂)とみかん(♀)です。
子どもは、元気ですね。



サポーターの方対象に
動物園の活動の説明がありました。

「いただいているお金を大切に使っていますよ」っていう
ことだと思います。

2月に生まれたライオンの赤ちゃんの紹介がありました。



次は、夏にお目見えしたオランウータンの「キキちゃん」の紹介でした。



最後に、今回の中心の話題である「ユキヒョウ」のお話がありました。