
ラナウからサンダカンへ向かいます。
専用車で約4時間陸路を進みます。
道路を走るとすぐに気付くのは、
道路の脇は、アブラヤシのプランテーションばかりということです。
熱帯雨林が、アブラヤシのプラテーションに変えられてしまい
動物たちの棲む場所がなくなっていると聞いてはいました。
また、飛行機から陸地を見下ろしてプランテーションが広がるのも確認しました。
しかし、実際に走ってみると頭の中で想像したり
遠くから見ていたのとは感じ方が全然違います。
走れども走れども・・・
見えるのは、アブラヤシのみです。
アブラヤシは、収穫してすぐ搾取しないと酸化してしまうため、
プランテーションのすぐ近くに搾取工場を建てることになります。
そうなると、大量の実や油を運ぶトラックが通る大きな広い道路が必要になります。
この道路も、プランテーションのために造られただろうだから
アブラヤシが続くのは当たり前なのだと理解しました。
しかし、こんなにもプランテーションが続くとは想像できませんでした。
ここも、熱帯のジャングルだったはずです。
この地に棲んでいたたくさん生物たちが、私たちの便利な生活のために追いやられてしまったことを
申し訳なく思いました。
搾取工場に運ぶのでしょう。
荷台に、アブラヤシの実をたくさん積んだトラックが何台も通りました。
道路の反対側は、工場に実をおろして荷台を空にして帰るトラックが通りました。
この旅は、「いのちをつなぐ森を訪ねる旅」です。
ボルネオの生物多様性を守る活動にふれる旅です。
アブラヤシを栽培するために、ボルネオの熱帯雨林が減り、森が分断されている。。。
その森をつなぎ、森に棲む野生生物を守る活動にふれる旅です。
そのために、まずアブラヤシについて知りましょう。
サンダカンまでの途中で、アブラヤシが見やすく自動車を停めても大丈夫な所で
アブラヤシについてレクチャーしてもらうことにしました。
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