「Myne」会議室での「BCT」のスタッフの話は、とても興味深かった。
特にオランウータンのネストの話は、聞いているだけで
わくわくした。
オランウータンは、木の枝などで毎日新しい寝床を作る。
そして、夕方からそこに寝ると朝まで過ごす。
インドネシアの森で「あれが、オランウータンのネスト」だと教えてもらった時は
宝物を発見したような気持ちだった。
オランウータンのことは、なんだって見たい・聞きたい・知りたいから・・・。
オランウータンのネストを見ただけで嬉しかったのだけど
よく考えてみれば
いつ作られたものか気にした方がいいことに気付いた。
ネストには、古い新しいがあって
それによりいつ頃その場所にオランウータンがいたのかわかる。
オランウータンは、森を移動するからだ。
そのため、一人のオランウータンにとってもそれなりの広い森が必要になる。
オランウターンのネストは、
木の枝を組んで作られ、自分が座る部分には柔らかい葉が置かれている。
だから、その葉の色が緑色をしていると新しいもので
茶色だと古いことになる。
ネストは、CLASS1~CLASS5に分けられている。
CLASS1は、葉が緑色で新鮮・・・。
CLASS2は、葉が乾燥を始めていて、茶色に見える・・・。
CLASS3は、葉は落ち始め、ぶよぶよはしているがまだ葉けっこうは残っている・・・。
CLASS4は、巣に隙間ができて穴が見える・・・。
CLASS5は、枝のみでその枝も落ち始める・・・。
私は、今までに残念だけどCLASS1は見たことがない。
オランウータンにとってネストは、生活そのものだから
ネストを調べることが重要になる。
「BCT」は、ヘリコプターで上空から調べ、
衛星データも利用していた。
そこで、わかったことは
オランウータンはネストを
“高地フタバガキ林”・“泥炭湿地林”・“低地フタバガキ林”・“淡水湿地林”の順に
多く作っていた。。。
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