サバ州でも、キナバタンガン川下流域は、
オランウータンの生息数が多く、保護区が点在しています。
しかし、保護区のまわりはアブラヤシのプランテーションですから
オランウータンは、自由に行き来できません。
行き来できないと個体数が減るだけではなく、遺伝子の問題からもオランウータンはいなくなってしまいます。
「BCTJ」の講演会などで、
理事長の坪内さんから15年のうちになんとかしないと
オランウータンは相当数減ってしまうと聞いています。
それだけではなく、森そのものも劣化して
野生生物が生きていけない森になってきています。
オランウータンの森がなくなる脅威を対処するために
いくつかの対処法が考えられているそうです。
1.生物多様性の保全に関心を持つ企業と組んで、
商品の売り上げ1%をBCTの活動に使わせてもらう。
2.企業・NGO・アブラヤシ農園をつなぎ、協力していく。
3.保護区、保存林の間にある土地を確保し、オランウータンや野生生物が自由に
行き来できる回廊をつくる。
4.キナバタンガン川支流に、消防ホースのつり橋をかけ川の対岸にオランウータンが渡れるようにする。
5.森をずっと維持していけるように森林管理と森林再生を進める。
私たちも、オランウータンやボルネオゾウの棲む森を維持、保護する活動を応援するために、
「BCT」や「Myne リゾート」が行っているボランティア活動に参加できればと考えます。
オランウータンやボルネオゾウが棲んでいる森について教えてもらったので
今度は実際に見てみようと「Myne」のスタッフも含めみんなで出発することにしました。
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